フェーズ作成での埋め込み要素について

ホストされた要素とそのホストで[構築フェーズ]と[解体フェーズ]が異なる場合に、埋め込み要素が生じます。

挿入部品(窓など)とそのホスト(壁など)で[構築フェーズ]プロパティや[解体フェーズ]プロパティの値が異なる場合は、Revit LT はそのホストに埋め込み要素を自動的に配置して、解体された挿入部品によって生成された穴を埋め合わせます。

埋め込み要素を使用すると、1 つのフェーズに挿入部品を配置し、その後挿入部品を解体し、次に新しい挿入部品を同じ場所に配置できます。埋め込み要素は、そのホストと同じ構造であるものと仮定します。場合によっては埋め込み要素のタイプを変更して、その要素の構造を変更できます。

以前のフェーズ用の埋め込み要素

ホストを作成したフェーズよりも後のフェーズで挿入部品をホストに配置する場合は、Revit LT は以前のフェーズに対して埋め込み要素を作成します。

たとえば、フェーズ 1 で屋根を作成し、フェーズ 2 で天窓を屋根に追加するとします。屋根と天窓を 3D ビューで表示します。3D ビューのフェーズをフェーズ 1 に設定すると、天窓は埋め込み要素に置換されます。 この埋め込み要素は、断面図ビューに表示されます。

解体されたホスト要素用の埋め込み要素

ホスト要素内の挿入部品を解体すると、その挿入部品は埋め込み要素になります。

解体された窓は、埋め込み要素になります。

次に、新しい挿入部品を解体された挿入部品の近くに配置します。

解体した窓の近くに配置された新しい窓

次に、[既設と新設を表示]など、解体済み要素を表示しないフェーズ フィルタをビューに適用すると、新しい挿入部品のみが表示されます。

新しい窓のみ