ボリューム レンダリング

ボリューム レンダリングに多重散乱を使用してレイトレーシングを行うと、ボリューム レンダリングがよりリアルになります。また、ボリューム トラバースの最適化が改善され、自動的に使用されるようになったため、ボリューム レンダリング時間は短縮されます。

ビデオ キャプション: ボリュームを操作している場合に、「多重散乱」という新しい計算方法が追加されました。マルチスキャタリングでは、ボリューム内のライトとカラーの散乱が考慮されるため、物理的に正確な結果が得られます。

レイトレーシングにボリュームの多重散乱のサポートを追加しました

多重散乱が有効な場合、トラバースの最適化が自動的に使用されます。レイがボリュームに入射する場合、入り口と出口で検索が実行されます。散乱イベントが発生するたびに新しい出口で検索が実行されるため、多重散乱の所要時間が大幅に短縮されます。

VRED 2025.1では、ボリューム レンダリング方法として、「レイマーチング」と「多重散乱」の 2 つが追加されました。多重散乱では、ボリューム内のライトとカラーの散乱が考慮されるため、物理的に正確な結果が得られます。

レイマーチング(2025) 多重散乱(2025.1)
レイマーチングでレンダリングされたボリューム 多重散乱でレンダリングされたボリューム

ただし、この方法は計算量が多く、ノイズのない結果に収束させるのに必要なサンプル数は多くなります。したがって、現在はレイトレーシングでのみ使用できます。

このオプションは、[レンダリング設定] > [レイトレーシングの精度]タブ > [ボリューム品質] > [モード]にあります。