広色域のレンダリング カラー スペース

このバージョンではパフォーマンスが向上し、指数と彩度の AgX コントロールが追加されてさまざまなレンダリングカラー スペースを切り替えられるようになりました。また、EXR ファイルと浮動小数点 TIFF/PSD ファイルのカラー スペース情報に対して読み取りおよび書き込みを行えるようになりました。

ビデオ キャプション: 通常の SRGB カラー スペース外のカラーを処理し、より広い色域を使用する場合は、[レンダリング設定]内で別のレンダリング カラー スペースに切り替えることができます。これにより、たとえばハイ ダイナミック レンジの出力コンテンツを処理する場合などに、柔軟性が大幅に向上します。

パフォーマンスの改善

オートデスクは、同期に CUDA イベントを使用することで、特に更新が必要なシーンで動きが発生した場合のパフォーマンスを改善しています。

カラー スペース

レンダリングの場合、EXR ファイルおよび浮動小数点 TIFF/PSD ファイルのカラー スペース情報に対して、読み取りと書き込みを行えるようになりましたこれにより、レンダリングに使用されるカラー スペースの原色を設定し、他のアプリケーションで正しいカラーを再構築できるようになります。

また、[レンダリング設定] > [一般設定]タブ > [オプション] > [レンダリング カラー スペース]オプションで指数と彩度の AgX コントロールを公開し、さまざまなレンダリング カラー スペースを切り替えられるようにしました。次から選択します。

希望するレンダリング カラー スペースを指定するには、[基本設定] > [レンダリング] > [レンダリング設定] > [一般設定] > [フィーチャ] > [レンダリング カラー スペース]オプションを使用します。

Linear Rec.709 (sRGB) ACEScg
2025.1 2025.2

カラー ピッカーで、La、および b の値を使用して、sRGB カラー スペースの外側にある、彩度が極めて高いカラーを表示します(これらの値はゼロ未満)。これらを表示するには、広色域を持つディスプレイが必要です。

新しい L、a、b カラー スペースの値

レンダリング設定の基本設定

さまざまなレンダリング カラー スペースを切り替える[レンダリング カラー スペース]基本設定を、[レンダリング設定]基本設定 > [一般設定]タブ > [フィーチャ]セクションに追加しました。これらの各項目の詳細については、前の「 カラー スペース 」セクションを参照してください。