Adobe Substance の改善点

「Substance PBR メタリックの粗さ - コーティング」ワークフロー最適化されたメモリ消費量、およびテクスチャを使用せずに Substance マテリアルを保存する方法がサポートされるようになりました。

ビデオ キャプション: Substance マテリアルを扱う場合に、「メタリックの粗さ - コーティング」ワークフローを操作できるようになりました。ここでは、Substance Designer 内のコート レイヤ ノードを使用しています。また、VRED 内でこのコート レイヤを個別に制御できるようになりました。これにより、マテリアルの作成の自由度がはるかに高まり、画質が向上します。さらに、Substance テクスチャをインライン化する必要があるかどうかを指定するオプションもあります。これを使用すると、シーン ファイルのサイズを小さくすることができます。

「メタリックの粗さ - コーティング」ワークフロー

メタリックの粗さ - コーティング

VRED 2025.2 では、「メタリックの粗さ - コーティング」ワークフローを使用している Adobe Substance SBSAR マテリアルを使用できるようになりました。つまり、次の追加の出力チャネルがサポートされるようになり、既にサポートされているチャネルと組み合わせることが可能になりました。Substance アトリビュート

VRED 2025.2 では、次の Substance ワークフローがサポートされています。

Substance の基本設定

[インライン テクスチャ] Substance 基本設定を追加しました。このオプションがオフの場合、生成されたテクスチャではなく、パラメータのみがファイルに保存されるため、ディスク上の VPB ファイルのサイズは小さくなります。

最適化されたメモリ消費

均一なカラーを含む Substance テクスチャを新しく生成した場合に、メモリ消費が最適化されるようにしました

テクスチャを使用せずに Substance マテリアルを保存する

Substance マテリアルを使用している場合、テクスチャ出力の量とピクセル解像度に応じて、ディスク上の VPB ファイルのサイズが大幅に増加する可能性があります。これに対処するため、[基本設定] > [シーン] > [マテリアル] > [Substance]の下に新しいオプション [インライン テクスチャ] が導入されました。このオプションを無効にすると、生成されたテクスチャではなく、パラメータのみを VPB ファイルに保存できるようになるため、ディスク上の VPB ファイルのサイズが小さくなり、保存時間が短縮されます。ただし、ファイルをロードするときにすべてのテクスチャを再作成する必要が生じるため、インライン化されたテクスチャと比較して、ロード時間が大幅に長くなる可能性があります。

このプロセス中にユーザに通知するために、Substance マテリアル用の新しいテクスチャが作成されているときに、ファイル プロジェクトのロード バーに Creating Substance Textures... というメッセージが表示されます(これらが VPB ファイルに格納されていない場合)。