Data Standard とローカライズ

Data Standard に用意されているダイアログとタブは、12 の異なる言語を自動的にサポートします。

これらの言語のテキスト文字列は、XML ファイルで定義されます。ファイルはここにあります。

C:\ProgramData\Autodesk\<Vault バージョン>\Extensions\DataStandard\<ローカライゼーション フォルダ>

ここで、 <言語コード> は言語のフォルダ名です(例: en-US、de-DE、it-IT)。

各言語フォルダに 2 つのファイルが含まれています。

これらのファイルは、カスタマイズされた Data Standard のダイアログ ボックスで異なる言語をサポートするように拡張できます。

言語の決定方法

Vault Client

既定では、Data Standard の UI 文字列およびプロパティの変換に使用される言語は、インストールされている Vault クライアントと同じです。ただし、これは以下にある DSLanguages.xml ファイルを修正して上書きできます。

C:\ProgramData\Autodesk\<Vault バージョン>\Extensions\DataStandard\Vault

DSLanguages.xml を正しく設定します。DB 言語をサーバの言語(例: en-US)に手動で変更します。言語コード ID=UI を空白のままにします。これにより、Vault Client はアクティブな言語パックに基づいて、ソースからプロパティのラベル、メッセージ、ヘッダを読み取ることができます(de-DE\UIString.xml から値を読み取るなど)。

<Language_Code ID="DB">en-US</Language_Code>
    <Language_Code ID="UI"></Language_Code>

カテゴリ値を変更する – UIStrings.xml: クライアントの言語がサーバの言語と異なる場合、カテゴリ コンボボックスの VDS ダイアログにカテゴリ名が表示されません。したがって、UIStrings.xml のカテゴリ名を、Vault Server の言語に対応するカテゴリ名に変更することをお勧めします。次の図を参照してください。

CAD

Inventor および AutoCAD の場合、言語は自動的に決定され、設定できません。Data Standard は、CAD アプリケーションで使用されているのと同じ言語を使用しようとします。CAD アプリケーションが Data Standard でサポートされていない言語を使用している場合、代わりに英語が使用されます。

Data Standard はマッピングされたプロパティ(Inventor iProperty、AutoCAD DWG プロパティ、ブロック属性)を使用するため、Vault データベースの言語は CAD アプリケーションに影響しません。

UI 文字列

サンプル: UIStrings.xml

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
  
<UIStrings LanguageCode="en-US">
        <UIString ID="LBL1">Folder</UIString>
    <UIString ID="LBL2">Title</UIString>
    <UIString ID="LBL3">Description</UIString>
...
</UIStrings>

XML ファイルには、言語を指定する属性 LanguageCode を持つ <UIStrings> 要素が含まれています。<UIStrings> 要素は、<UIString> 要素の集合です。属性 ID は一意である必要があります。独自の文字列には、接頭語(例: ID="MYPREFIX_LBL1")を使用することをお勧めします。要素の値はテキスト文字列です。

UI 文字列を使用する方法

次の式を使用して、UI 文字列を Data Standard の異なるコンポーネントで使用できます。

UIString の例:

  <UIString ID ="7b6a617f-bf95-426f-a2fl-b4d0e9eec0a3">Zeichnungs-Titel</UIString>

en-US のダイナミック カテゴリ グリッドの結果(de-DE で開始したクライアント):

プロパティの変換

例: PropertyTranslations.xml

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<PropertyTranslations LanguageCode="en-US">
  <PropertyTranslation Name="NAME">Name</PropertyTranslation>
  <PropertyTranslation Name="TITLE">Title</PropertyTranslation>
  <PropertyTranslation Name="DESCRIPTION">Description</PropertyTranslation>
...
</PropertyTranslations>

XML ファイルには、言語を指定する属性 LanguageCode を持つ <PropertyTranslations> 要素が含まれています。<PropertyTranslations> 要素は、<PropertyTranslation> 要素の集合です。属性 Name は一意である必要があります。要素の値は Vault プロパティの表示名です。

プロパティの変換を使用する方法

XAML および PowerShell ファイルでは、Prop[<プロパティ名>] 式によって Vault プロパティにアクセスできます。固定されたプロパティ名を使用する代わりに、次の構文を使用できます。

注: CAD の場合、iProperty、DWG プロパティ、およびタイトル ブロック属性は言語に依存しないため、このプロパティ変換は使用されません。