各ユーザは、他のユーザと無関係に独自の作業フォルダを持ちます。ただし、設計要件に応じて、すべてのユーザがアクセスできる共有ネットワーク ドライブ上に作業フォルダを指定することができます。
マルチユーザ環境では、共有作業フォルダによって、すべての作業ファイルが常に同一の作業フォルダに置かれます。そのため、1 人のユーザによるサーバへのアップロードとそれに続くその他のすべてのユーザへのダウンロードとの時間差による混乱を防ぐことができます。
共有作業スペースは以下とともに使用することができます。
共有作業フォルダを使用すると、複数のユーザが同じファイルに対して同時に作業することがあります。
ファイル操作を実行するには、すべてのユーザが事前に Vault にログインする必要があります。
別のユーザにチェックアウトされているファイルに対して、次の操作は実行できません。
同一の作業フォルダを使用している別のユーザにチェックアウトされているファイルは、読み取り専用として表示することができます。
システム管理者は、プロジェクト メンバー全員が共有ネットワーク上の作業フォルダを使用するよう指定することができます。
Autodesk Vault を起動した後、管理者としてログインします。
[ツール] > [管理] > [Vault 設定]を選択します。
[Vault 設定]ダイアログ ボックスで、[ファイル]タブをクリックします。
[作業フォルダ]セクションで[定義]をクリックします。
[作業フォルダ オプション]ダイアログ ボックスで、[すべてのクライアントに同一の作業フォルダを強制する]を選択します。
[クライアント作業フォルダ]フィールドで、作業フォルダを配置する共有ネットワーク上の場所を指定します。場所を参照することもできます。
[OK]をクリックします。
[Vault 設定]ダイアログ ボックスで、[閉じる]をクリックします。