Data Translation の追加機能と改善点

Alias 2026 Update 1 ではデータ変換が更新され、新しい読み込み形式と書き出し形式が追加されました。

新しい既定のデータ トランスレータ

Alias 2026 で従来のトランスレータの代わりに導入された新しいデータ トランスレータは、CATIA 5、CATIA 4、NX、および SolidWorks のデータ変換の既定のオプションとして設定されるようになりました。

この機会に、新しいデータ トランスレータに慣れておくことを強くお勧めします。新しいデータ トランスレータで発生した問題については、フィードバック フォーラムにレポートしてください。

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マルチバイト文字のサポート

ファイル名やフォルダ名などのマルチバイト文字のサポートを追加しました。この機能強化により、中国語、日本語、韓国語、アラビア語、ポーランド語などの言語で使用されるほとんどの文字とフォントを含むファイル名とフォルダ名を使用できるようになります。この更新により、Alias はより広範囲の文字セットを処理できるようになり、各国のファイル システムとの互換性が向上しました。詳細については、「さまざまな機能強化」を参照してください。

新しい読み込み形式と書き出し形式

次の新しい読み込み形式と書き出し形式のサポートが追加されました。

詳細については、「Alias でサポートされているファイル フォーマット」を参照してください。

JT トランスレータの更新

JT の書き出しトランスレータが Alias の従来のトランスレータから Autodesk Translator Format (ATF)バージョンのトランスレータに変更されました。これにより、次を含むいくつかのオプションが変更されています。

注: 従来のトランスレータに戻す必要がある場合は、次の環境変数を設定してください: ATF_JT_EXPORT_ATF=false または ATF_JT_EXPORT_ATF=0

詳細については、以下を参照してください。

Import Subdiv の改善点

File > Import > Subiv を使用してサブディビジョン ジオメトリを読み込むと、Alias は .obj ファイル内の非多様体ジオメトリの問題の解決を試みるようになりました。これは、Blender や、厳密なトポロジ ルールを適用しないアプリケーションで作成されたモデルを読み込む場合に特に便利です。Alias で非多様体ジオメトリ、特にオーバーラップしているフェース(単層フェース)を削除する必要がある場合は、プロンプトラインに無効なジオメトリが削除されたことを示すメッセージが表示されます。

この更新により、読み込まれたサブディビジョン ジオメトリがよりクリーンで使いやすくなり、読み込み後に手動でクリーンアップする必要性が減ります。以前のバージョンの Alias で失敗した .obj ファイルの読み込みを試すことができるようになりました。

NX 書き出しの更新

NX に書き出す前に Alias ジオメトリを修復するかどうかを選択できる Repair Option が追加されました。旧バージョンの Alias では、ジオメトリは常に書き出す前に修復されていました。現在は、書き出し中に適用されるジオメトリ修正の程度を示す Repair Level 1、Level 2、または Level 3 から選択できます。None に設定すると、書き出し中のすべての修復処理がオフになります。このオプションを使用すると、ジオメトリを NX の .prt フォーマットに書き出しおよび再読み込みする際に CV の整合性が保持され、ジオメトリの正確なラウンド トリップが保証されます。このオプションは既定でレベル 2 に設定されており、1e-7 メートルの修復許容値が適用されます。これは品質とパフォーマンスのバランスが良く、多くのシナリオで最も実用的な選択肢となります。

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OBJ の読み込みおよび書き出しオプションの更新

サブディビジョン オブジェクトの読み込み(File > Import > Subdiv)または書き出し(File > Export > Active as Subdiv)時に、新しい Target Units オプションを使用して、読み込まれるまたは書き出されるジオメトリの作業単位を指定できるようになりました。このオプションを使用すると、Alias と他のアプリケーション間でサブディビジョン データを転送する際に、出力ジオメトリに対する手動スケーリング調整の必要性を減らすことができます。

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その他のデータ変換に関する更新と改善