グリップを使用して構造部材を編集するには

グリップを使用して構造部材を編集するには、このトピックの図と手順を参照してください。

注: [自動的にトリム](プロパティ パレットにある)の値が接続した 2 つの構造部材の各々で[はい]の場合、どのような種類のグリップ編集を片側の部材で使用しても、双方の間ではマイター継手になります。

構造部材の寸法を編集する

  1. 構造部材を選択します。
  2. 変更する寸法のグリップを選択します。

    直線状の梁またはブレースの長さ、始点オフセット、終点オフセットに対するグリップ

    直線状の柱の長さ、始点オフセット、終点オフセットに対するグリップ

    曲線状の梁またはブレースの始点角度、終点角度、半径、始点オフセット、終点オフセットに対するグリップ

    曲線状の柱の始点角度、終点角度、半径、始点オフセット、終点オフセットに対するグリップ

  3. 目的の寸法が表示されるまでグリップを移動して 1 回クリックするか、寸法の値を入力します。

構造部材の位置を変更する

  1. 構造部材を選択します。

    構造部材の位置を変更するには対応する[位置]グリップを、その回転(押し出し軸を中心とした部材の回転)を変更したりするには[回転]グリップを選択します。

    直線状の梁またはブレースの位置グリップと回転グリップ

    直線状の柱の位置グリップと回転グリップ

    曲線状の梁またはブレースの位置グリップと回転グリップ

    曲線状の柱の位置グリップと回転グリップ

    [モデル]ビューの場合、[位置]グリップには 6 つの編集オプションがあり、[Ctrl]を押すことでオプションを切り替えることができます。部材を移動することができる各平面(XYYZ、またはXZ)で、別の構造部材との接続を維持したり、解除することができます。

    接続を維持することを選択した場合でも、すべての種類の移動に対して、すべての接続が維持されるわけではありません。接続が維持されるかどうかは、移動が平面の内向きか外向きか、部材はどのように接続されているか、関係する部材のタイプ、によって決まります。一般的に、移動時に接続された部材がどのように動作するかを決定する場合には、柱は梁やブレースよりも優先します。この動作の要約を次の表に示します。

    移動時に接続を維持するには、 次のように操作します...
    柱の終点に接続されているその他の柱、梁、およびブレースも移動し、必要に応じて、長さや方向を変更することで接続を維持します。(これは、終点が柱に接続している部材の長さ方向に沿って接続されている他のすべての部材にも当てはまります。) 柱の長さ方向に沿って接続された構造部材は、接続を維持するためにのみ延長または短縮されます。これらは、柱が平面外に移動される場合を除き、方向を変えません。たとえば、柱が XY 平面で移動されると、長さ方向に沿って接続された梁またはブレースは、その方向が変更されても、接続されたままになります。
    梁またはブレース 梁またはブレースの終点に接続されている他の梁とブレースも移動し、必要に応じて、長さや方向を変更することで接続を維持します。梁またはブレースの長さ方向に沿って接続されている構造部材は、接続を維持するためにのみ延長または短縮されます。これらは、梁が平面外に移動される場合を除き、方向を変えません。たとえば、棟梁が垂直に移動されると、長さ方向に沿って接続された垂木は、その方向が変更されても、接続されたままになります。

    既定の編集モードでは、[XY] 平面に沿った移動で接続を維持します。[平面]ビューでは、[位置]グリップは 1 つの平面上での移動に制限されますが、接続は維持することも、解除することも可能です。

  2. 目的の寸法値が表示されるまでグリップを移動して 1 回クリックするか、値を入力して[Enter]を押します。

    任意の編集モードで 2 番目の方向に特定の値を入力する場合には(XY 平面に沿って編集中に Y 方向に値を入力する場合など)、[Tab]を押すと 2 つの方向の間で順番に選択できます。

    また、特定の方向のみに沿って構造部材を移動するよう、ロックすることもできます。現在の編集モードで寸法方向のいずれかに値を入力してから[Tab]を押すと、構造部材の移動が 2 番目の寸法方向に拘束されます。たとえば、XY 平面に沿って編集している場合には、X 寸法に値を入力して、[Tab]を押すことができます。X 次元は入力された値にロックされ、構造部材の移動は Y 次元の方向に限定されます。

  3. 右クリックして[すべて選択解除]をクリックします。グリップがオフに切り替わります。
    注: 終点接続された梁の[位置]グリップを[Shift]を押しながら選択すると、共通の終点は移動するグリップの約 2 倍の距離を移動します。以下に示す例では、左の構造の 2 つの垂直梁を[Shift]を押しながら選択し、続いてグリップを右方向に移動すると、結果の配置は右上の図のようになります。右下の図のような配置にするには、交差選択またはポリゴン交差窓を使用して 5 つの梁をすべて選択し、続いてSTRETCH[ストレッチ]コマンドを使用します。梁が柱通芯上、グリッド上、および柱上の柱にアタッチされ、すべての梁が選択されると、梁は予期した 2 倍の距離を移動する可能性があります。グリッドのみを選択して移動する場合、柱と梁はグリッド一緒に移動し、同じ位置関係を維持します。