変換コントロール ファイルは、それぞれにヘッダが付いた、General と Entity の 2 つのセクションに分割できます。
これらのセクションはいずれも各括弧に入ったセクション名で始まり、各セクションのデータがその後に続きます。コメント行はセミコロンで始まります。
CCF ファイルの例を次に示します。
[General]
Verbose=0 (0/1 でプロトコル ファイルのオン/オフを切り替えます)
RetainBackup=0 (0/1 で拡張子 .old のバックアップ ファイルを作成しない/作成するのいずれかを指定します)
WBlockSave=0 (0/1 で変換された図面を WBLOCK[ブロック書き出し]/QSAVE[上書き保存]コマンドで保存する/保存しないのいずれかを指定します)
Layer0Convert=1 (0/1/2 で変換しない/ブロック内のオブジェクトは変換しない/画層 0 上のすべてのオブジェクトを変換するのいずれかを指定します)
[Entity]
Layername:Linetype:Color:Lineweight => Layername:Linetype:Color:Lineweight
0:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER => *:*:*:*
CONTOUR:BYLAYER:5:BYLAYER => AM_6:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER
CONTOUR:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER => AM_0:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER
EDGES:BYLAYER:250:BYLAYER => AM_5:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER
EDGES:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER => AM_5:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER
EDGES:DASHDOT:*:BYLAYER => AM_3:BYLAYER:BYLAYER:BYLAYER
ALZ ファイルから CCF ファイルに変換する場合、CCF ファイルはほとんど編集の必要がありません。この例に示すように、EDGES:BYLAYER: ラインで行われる場合とまったく同じ様に ALZ ファイルからの文字を保持することもできますし、また文字をワイルドカード文字に変えることもできます。
分析ファイルは、CCF ファイルを作成するためのガイドです。このファイルは変更できます。分析ファイルでは、アルファベット順に並べ替えが行われます。
変換ファイルは、画層名、線種、色、および線の太さを新しい図面形式に変換できるように、図面を変更します。
AMCONVDWG[現在の図面を変換...]コマンドでは、現在ロードしている図面の変換を行うことができます。また、このコマンドを[スクリプト ジェネレータ]ダイアログ ボックスから実行すると、変換するファイルを選択できます。