スマート ブロック: 検出と変換

このリリースでは、検出機能が改善され、プライマリ インスタンスを変更して編集するオプションが追加されました。

検出機能が改善

BDETECT[ブロック検出](旧 DETECT[検出])コマンドは、Autodesk AI を使用して図面内の類似オブジェクトを特定してグループ化するため、ブロック変換が容易になりました。

[検出と変換]はテクニカル プレビュー機能です。つまり、検出の能力と機能は前回のリリースから改善されており、今後さらに強化や改善が行われます。

[検出と変換]は、次のような建築オブジェクトの認識に最適です。
  • 片開きドア
  • 両開きドア
  • 便器
  • 浴槽
  • 小便器
  • 一般の照明記号
現在、[検出と変換]は次の単位に対応しています。
  • ミリメートル
  • センチメートル
  • デシメートル
  • インチ
  • フィート
  • ヤード
  • メートル
注: この機能はまだ改善を続けているため、その結果は必ずしも完全に正確とは限りません。また、すべてが検出されるとも限りません。

容易なアクセスと使用

[検出と変換]をリボンから簡単にアクセスできるようになりました。

BDETECT[ブロック検出]コマンドを実行すると、[検出]パレットにより、新しいサムネイル ビューに検出されたすべてのセットが表示されます。

セットをクリックすると、新しい[検出]のレビュー モードで、見つかったすべてのインスタンスがハイライト表示されます。

レビュー ツールバーから、次のことを実行できます。

プライマリ インスタンスを編集または変更するオプション

このリリースにより、[検出と変換]機能を使用すると、プライマリ インスタンスを編集したり変更したりできるようになりました。レビュー ツールバーから[プライマリを変更]を選択することにより、さまざまなプライマリ インスタンスを選択できるようになりました。

または、選択されたプライマリ インスタンスからオブジェクトを追加または削除して、編集したり検索を絞り込むことができます。[プライマリを編集]の機能は、レビュー ツールバーからもパレットからも使用できます。

重要な考慮事項

レビュー モード中は、次のコマンドが一時的にブロックされます。
  • BCONVERT[ブロック変換]
  • -BCONVERT[ブロック変換]
  • BEDIT[ブロック エディタ]
  • -BEDIT[ブロック エディタ]
  • BSEARCH[ブロック検索]
  • -BSEARCH[ブロック検索]
  • COMPARE[図面比較]
  • -COMPARE[図面比較]
  • COUNT[カウント]
  • COUNTLIST[カウント リスト]
  • MARKUPIMPORT[マークアップ読み込み]
  • -MARKUPIMPORT[マークアップ読み込み]
  • REFEDIT[インプレイス参照編集]
  • -REFEDIT[インプレイス参照編集]
  • TRACE[トレース]
  • VERSIONCOMPARE[バージョン比較]
  • XATTACH[外部参照アタッチ]
  • XCLIP[外部参照クリップ]
  • XCOMPARE[外部参照比較]

新しいコマンド

BDETECT[ブロック検出] - 旧 DETECT[検出]。[検出]パレットが表示され、オブジェクトの検出を開始したり、変換の対象となるオブジェクトを管理できます。

廃止予定のコマンド

DETECT[検出]: 不要になりました。この機能は、BDETECT[ブロック検出]コマンドに含まれています。