AutoCAD 2026 の新機能

AutoCAD 2026 の今回のリリースの新機能を紹介します。技術面の詳細については、『 リリース ノート』を参照してください。

更新

2026.1 のハイライト

スマート ブロック: インスタンスを新しいブロックに変換する際に、ブロック内のオブジェクトを画層 0 に割り当てられるようになりました。このオプションは、[検索と変換]および[検出と変換]で使用できます。また、検出プロセスにおける現在地を簡単に確認できるようになりました。
[スタート]タブ: [スタート]タブのサイド バーで新しい[学習 & インサイト]ページをクリックすると、1 つの場所からすべての学習コンテンツにアクセスできます。これは、以前の[学習]ページと[自分のインサイト]ページを組み合わせたものです。コンテンツを数秒間表示すると、オレンジ色の通知ドットが消えます。

マルチユーザ マークアップ:

Autodesk Docs ユーザは、レイアウトまたはモデル タブの URL を共有メンバと共有できるようになりました。共有メンバは、Autodesk Docs マークアップ ツールを使用して Web 版 AutoCAD のトレースにマークアップを追加することができます。この機能強化により、複数の共有メンバが簡単に図面を共有したり、マークアップや改訂を追加できるようになりました。

改訂雲マーク:
  • 新しいシステム変数 REVCLOUDLAYER は、指定した画層に新しい改訂雲マークを割り当て、現在の画層よりもこの画層を優先します。
  • 新しいシステム変数 REVCLOUDSCALEMODE は、システム変数 DIMSCALE[寸法の尺度]の現在の値に基づいて、新しい改訂雲マークの作成中に円弧の長さの尺度をコントロールします。

表: 新しいシステム変数 TABLELAYER は、指定した画層に新しい表を割り当て、現在の画層よりもこの画層を優先します。

ビューポート: 新しいシステム変数 VIEWPORTLAYER は、名前の付いたレイアウトで指定した画層に新しいビューポートを割り当て、現在の画層よりもこの画層を優先します。

2026 のハイライト

その他の機能強化

GDI 印刷機能の強化: Windows システムのプリンタとの互換性が改善され、より効率的にカスタム環境設定に対応するようになりました。この機能強化は既定で有効になっています。通常通り、好みの Windows システムのプリンタを使用して印刷できます。プリンタのカスタム設定が印刷中に使用され、.PC3 ファイルに保存されます。

GPU テキスト: GPU テキストの選択効果が強化され、表示品質が改善されました。[グラフィックス パフォーマンス]ダイアログ ボックスの新しいオプションによって、GPU アクセラレーションを使用しながら、TrueType フォントの表示をより適切にコントロールできるようになりました。GPU テキストの処理が、中国語、日本語、韓国語のほか、右から左に読むアラビア語やヘブライ語についても最適化されました。

注: TrueType フォントに関する GPU テキストの最適化は、DirectX 12 詳細モードでのみ利用できます。デバイスを確認するには、GRAPHICSCONFIG[ハードウェア パフォーマンスの調整]コマンドを使用してください。

システム変数 FASTSHADEDMODE への変更: 隠線処理とコンセプトという、FASTSHADEDMODE 対応の新しい 2 つの表示スタイルが追加されました。FASTSHADEDMODE は、名前に「(高速)」が付く表示スタイルを使用する際、大規模な 3D モデルのナビゲーション パフォーマンスが向上します。

パフォーマンスの向上: 図面ファイルを開いている間に、ラスター イメージがバックグラウンドで非同期に読み込めるようになりました。

顧客満足度アンケート: AutoCAD 終了時に、顧客満足度のアンケートが表示されます。お寄せいただいたフィードバックは AutoCAD 製品の改善に活用させていただきます。