この実習では、3 方向の交差点を作成し、両方の道路の横断勾配を維持するコリドーを作成します。
完全な交差点モデルを作成するには、交差する道路それぞれの中心線形と縦断が用意されていなければなりません。オフセットや交差点巻き込み部を含む残りの要素の水平および垂直ジオメトリが、指定したパラメータに基づき生成されます。
T 字道路では、交差するすべての横断勾配が共通の勾配で維持されます。両道路の舗装は、交差点巻き込み部リージョンでまとめられ、交差する道路間に摺り付けが形成されます。
この実習の図面には、交差する各道路に沿ったコリドーが含まれています。各コリドーは、コリドー アセンブリ、中心線形、縦断によって構成されます。
この実習の修了時には、図面に次の要素が含まれます。
交差点の位置を指定する
コリドー勾配パラメータを指定する
オフセットと巻き込み部のジオメトリを指定する
既定のパラメータが図面設定に保存されます。既定のパラメータは交差点の作成プロセスで修正できます。
このオプションを選択すると、中心線形全体の長さに沿ってオフセット線形が作成されます。このオプションは、同じ道路上の他の交差点などの別のオブジェクトのターゲットとしてオフセット線形や縦断を使用する必要がある場合に便利です。
図面内では、現在選択されている巻き込み部が一時的なグラフィックスで強調表示されます。
このコマンドによって、交差点巻き込み部のパラメータがすべての交差点巻き込み部リージョンにコピーされます。巻き込み部リージョンの数が既存の水平ジオメトリに基づき自動的に生成されます。たとえば、この場合、4 方向の交差点ですので、4 つの巻き込み部リージョンが使用可能です。
交差点の完全なコリドー モデルを作成するには、オフセット線形と巻き込み部線形に対して縦断を作成する必要があります。この実習では、既定のオフセット/巻き込み部の縦断設定を適用します。
コリドー パラメータを指定する
アセンブリ セットを使用すると、既存のコリドー アセンブリーのグループをすばやくインポートして、特定のセクション タイプに適用できます。
交差点が作成され、交差点エリアに新規コリドー リージョンが作成されます。
新しいオブジェクトを確認する
5 つの線形コレクションを使用できます。
この実習では、[中心線形]だけが初めから存在します。[オフセット線形]および[巻き込み部線形]は、[交差点を作成]ウィザードで指定したパラメータを使用して作成されます。
図面では、オフセット線形と測点ラベルは青、巻き込み部線形は赤で表示されます。
[オフセット線形]および[交差点巻き込み部の線形]のレイアウト縦断は、[交差点を作成]ウィザードで指定したパラメータを使用して作成されます。
コリドーの隙間を閉じる
コリドー リージョンの開始測点と終了測点にスライダ グリップが表示されます。
グリップが赤になります。
赤色の表示は、埋めることができるギャップを示しています。
ギャップが埋められます。
Second Street コリドーが再構築され、隙間が排除されます。
グリップが赤になります。
コリドーが再構築され、コリドーと交差点の間の隙間が排除されます。
このチュートリアルを続けるには、「実習 2: 変速車線を持つ一次道路の交差点を作成する」に進んでください。