この実習では、指定した最低基準に準拠する縦断を作成します。
標準の縦断レイアウト ツール、および基準に基づいた設計機能を使用して、縦断を作成します。
この実習は、「実習 1: 縦断設計基準を指定する」から継続しています。
縦断接線を描画する
注:
この実習では、前の実習で変更を加えた Profile-4A.dwg を使用します。
- [縦断レイアウト ツール]ツールバーで、 [接線を引く]
が選択されていることを確認します。
- 縦断ビューで、A から E までのラベルが付いた円の各中心にスナップします。
重要: この実習に記載されているのと同じ結果を得るには、接線を描くときに[中心]オブジェクト スナップを使用して円の中心にスナップしてください。オブジェクト スナップの使用方法の詳細については、「
チュートリアル: 基本機能を使用する」を参照してください。
- 円 E をクリックしたら、右クリックして縦断を終端します。
レイアウト プロファイルは、勾配変移点(PVI)で結合される接線で構成されます。次に、曲線を各 PVI に追加します。
設計標準を超える非固定曲線を追加する
- [縦断レイアウト ツール]ツールバーで
の横の矢印をクリックします。
[非固定縦断曲線(放物線)]を選択します。
- 縦断ビューで、円 B に左側(最初の図形)から入る接線をクリックします。
- 円 B の右側(次の図形)から出る接点をクリックします。
コマンド ラインでは、曲線の定義に使用するパラメータを選択できます。選択したパラメータに表示される値は、設計基準ファイルで必須の最小値です。この実習では、設計基準を満たさない値を使用し、その結果を確認します。
- コマンド ラインに R と入力して、半径の値を指定します。半径の値として 500 と入力します。
接線間に曲線が描画されます。その際、
警告記号が表示されます。違反の診断方法と修正方法については、「実習 3: 縦断設計基準違反を表示して修正する」で学習します。
- 手順 3 と 4 を繰り返して、円 C の PVI に同じ曲線を追加します。
設計標準を満たす非固定曲線を追加する
- 縦断ビューで、円 D に左側(最初の図形)から入る接線をクリックします。
- 円 D の右側(次の図形)から出る接点をクリックします。
- [Enter]を押して、コマンド ラインに表示される最小半径値を適用します。
円 D に曲線が描画されます。今回は、警告記号が表示されません。コマンド ラインを使用すると、縦断図形の作成時に最小値を簡単に適用することができます。
- 右クリックしてコマンドを終了します。
このチュートリアルを続けるには、「実習 3: 縦断設計基準違反を表示して修正する」に進んでください。