コンピュータの動作が遅く、搭載メモリが少なかったときに、容量とパフォーマンスを向上させるために詳細レベル リプレゼンテーションが導入されました。詳細レベルと代替を含むアセンブリは、Inventor 2022 以降ではモデル状態に変換されます。
詳細レベルを含む従来のアセンブリを開くと、次のシステム定義の詳細レベルが削除されます。
プライマリ詳細レベルと、代替を含むすべてのユーザ定義詳細レベルは保持され、モデル状態に変換されます。
[コンテンツ センター コンポーネントを非表示]がデザイン ビューの[ファイルを開く]オプションに追加され、従来の[すべてのコンテンツ センターを省略]の詳細レベルと同様の機能を提供します。
次の図では、プライマリ詳細レベルがプライマリ モデル状態に変換されています。ユーザ定義詳細レベルと代替詳細レベルは、同じ名前のモデル状態に変換されます。すべてのコンポーネント、すべてのパーツ、およびすべてのコンテンツ センターを省略した 3 つのシステム定義詳細レベルは削除されます。
旧リリースでは、詳細レベルから作成された部品表またはパーツ一覧は、すべてのコンポーネントを含むプライマリ詳細レベルを参照していました。[プライマリ]以外のマイグレーション済み詳細レベル内の部品表では、プライマリで定義された部品表が引き続き使用されます。この条件は、委任された部品表と呼ばれます。マイグレーション済みのユーザ定義詳細レベルまたは代替から部品表を作成すると、部品表委任に関するメッセージが表示されます。
部品表の委任とは何でしょうか。[部品表]または[パーツ一覧]コマンドを開始したときに、情報ソースが異なるモデル状態である場合、部品表委任メッセージ ボックスに警告が表示されます。アクティブなモデル状態が次のいずれかの条件を満たしている場合、部品表委任メッセージが表示されます。
[はい]をクリックして、ソースのモデル状態をアクティブにし、部品表を表示します。