チューブ&パイプ図面を作成し、注釈を付けるには、図面テンプレートを使用します。チューブ&パイプの図面テンプレートでは、注記、記号、チューブ&パイプ コンポーネントに注釈を付ける際のチューブ&パイプ スタイルなど、チューブ&パイプに固有の設定が行われています。
より適切なチューブ&パイプの図面注記スタイルを使用するために、新しい図面テンプレートを作成したり、既定の図面テンプレートを修正することができます。ただし、設計チームの一員として作業している場合は、図面注記の形式を設定する際に、プロジェクト ファイル内のスタイル ライブラリを関連付けることをお勧めします。
新しいテンプレートを作成(既存の図面テンプレートを修正するか、新規の図面テンプレートを作成)して、チューブ&パイプ固有のフィーチャを取り込むことをお勧めします。新しいテンプレートを作成するには、図面ドキュメントを作成し、必要な図面スタイルと形式を追加してから、図面テンプレートがインストールされたフォルダにそれを保存します。
カスタム図面スタイルと形式を図面テンプレートに追加するための作業手順を以下に示します。ローカル図面テンプレート カテゴリ内の図面テンプレート ファイルを使用して手順を開始します。
図面テンプレート ファイルを開きます。
リボンで、[管理]タブ
[スタイルと規格]パネル
[スタイルおよび規格エディタ]の順にクリックします。
[スタイルおよび標準エディタ]ダイアログ ボックスで、[パーツ一覧]を展開し、適切な規格のパーツ一覧のスタイルをクリックします。Inventor に付属している<規格>-AIP (たとえば ANSI-AIP)という名称の標準テンプレート ファイル スタイルには、AIP 固有のパーツ一覧が含まれています。ただし、このパーツ一覧は既定のパーツ一覧スタイルではありません。
必要に応じて、新しいパーツ一覧スタイルを作成するには、右側のペインに表示される[新規作成]をクリックし、パーツ一覧スタイル名を入力します。
[グループ化]をクリックします。[グループ設定]ダイアログ ボックスで、必要に応じて、次のオプションを設定します。
[列選択]をクリックし、パーツ一覧に必要な列を追加または削除します。
必要に応じて、パーツ一覧の見出し、テーブルの設定、テキストのスタイル、項目の並べ替え順などについて、適切な編集を行います。
[保存]をクリックします。
モデル ブラウザで、[図面リソース]を展開し、チューブ&パイプ スタイルの新しいプロパティの設定を追加します。
その他のパーツ一覧スタイルを作成および修正するには、手順 4 から 8 を繰り返します。
カスタマイズを完了するには、[完了]をクリックします。
チューブ&パイプ スタイルで定義した情報を使用してチューブ&パイプ図面に注記を付けることができます。プロパティのリファレンスをテキストで挿入するには、[テキスト]コマンドを使用します。プロパティ値が変更されると、そのプロパティを持つテキストは新しい値で更新されます。
図面ドキュメントまたは AIP 固有の図面テンプレートを開きます。
モデル ブラウザで、[図面リソース]を展開します。スケッチ記号を右クリックするか、リボン コマンドにアクセスして[新規記号を定義]を選択します。必要に応じて、[挿入]オプションを選択して、シンボル ライブラリに保存しておいたスケッチ記号を挿入することができます。
リボンで、[スケッチ]タブ
[作成]パネル
[文字]の順にクリックします。
グラフィックス ウィンドウで任意の場所をクリックして、最初のプロパティを配置します。
[文字をフォーマット]ダイアログ ボックスが表示されます。
文字の形式設定を指定し、[タイプ]リストから _Piping Style を選択していることを確認したら、ソースおよび[プロパティ]リストの特定のパイプ スタイル プロパティを選択し、[追加]コマンドをクリックして、この選択を設定します。
選択リストにパイプ プロパティを追加するには、手順 5 を繰り返します。
[文字をフォーマット]ダイアログボックスを閉じるには、[OK]をクリックします。
グラフィックス ウィンドウ内で右クリックし、[完了]を選択します。
必要に応じて、プロパティの設定を編集するには、プレビュー文字列の上にカーソルを移動して右クリックし、[文字を編集]を選択します。
右クリックして[スケッチ記号を保存]を選択します。[スケッチ記号]ダイアログ ボックスに名前を入力し、[保存]をクリックします。
新しいスケッチ記号がモデル ブラウザ、[図面リソース]、[スケッチ記号]リストに追加されます。
新しいスケッチ記号を配置してチューブ&パイプ パーツに注釈を付けるには、[注釈]タブ [記号]パネル
[スケッチ記号]
[スケッチ記号を挿入]の順にクリックし、ライブラリ オプションの一覧から目的の記号を選択して、チューブ パーツまたはパイプ パーツのエッジを選択します。