LookdevX for Maya の新機能

LookdevX 1.10.0 for Maya のカラー管理とジェネレーティブ テクスチャ API が改善され、ドキュメントも強化されました。

カラー管理の向上

  • MaterialX ドキュメントのドキュメント、ノード グラフ、ノード カラー スペースが、LookdevX 内の情報タブに表示されます。
  • 新しい MaterialX ドキュメントのカラー スペースは、既定で ACEScg に設定されるか、カラー管理の基本設定で設定したルールに従います。
  • カラー スペースとして「未処理(Raw)」が設定されている場合、MaterialX/USD ドキュメント内に保存される値は「none」になります。
  • カラー スペースの処理が改善されました。

ジェネレーティブ テクスチャ API の改善

ジェネレーティブ テクスチャ API に、ジェネレーティブ テクスチャ モデルの統合を簡素化するために設計されたテンプレート プラグイン システムが搭載されました。

  • シームレスなモデル統合: OpenAPI スキーマをサポートするあらゆるジェネレーティブ テクスチャ モデルを、コード記述なしで LookdevX に接続できます。JSON テンプレート設定を提供するだけで統合できます。
  • テンプレート プラグイン システム: クライアント バックエンドと完全なワークフローの両方を自動的に生成する JSON 設定ファイルを使用して、定義済みの JSON スキーマに従うだけでカスタム プラグインを構築できます。
  • プラグアンドプレイ アーキテクチャ: テンプレート システム環境変数をプラグイン フォルダに設定し、そこに JSON テンプレートをドロップすると、カスタム インターフェイスが LookdevX に自動的に表示されます。インストールやセットアップは必要ありません。
  • 自動生成 UI: 直感的なユーザー インターフェイスを、システムがサービスの OpenAPI スキーマから自動的に作成します。UI の設計やコーディングは必要ありません。
  • 自動生成クライアント統合: OpenAPI の仕様に基づいて、必要なすべてのクライアントとサーバの通信と API 処理が自動的に作成されます。
  • タスク オーケストレーション: シームレスな統合により、UI からジェネレーティブ パイプラインに直接接続するカスタム ワークフローを定義します。

ドキュメントの改善

LookdevX ドキュメントが強化され、ユーザーは LookdevX で提供されるすべての機能を学習し、確認できるようになりました。

  • スタートアップ ページを改善し、LookdevX、MaterialX、USD の基盤となる概念を紹介しています。
  • チュートリアル ページを作成し、ユーザーが MaterialX と USD に慣れ、LookdevX でさまざまなシェーダとエフェクトを作成する方法を学習できるようにしました。
  • 開発者ヘルプ ページは、プログラマが Python を使ってグラフにアクセスして操作する方法を学習するのに役立ちます。このページには一般的な操作のサンプル スクリプトと関連する API の概要が説明されているため、LookdevX スクリプト作成の出発点となります。

LookdevX API の改善

API が拡張され、コンパウンドを分解してバックドロップを作成する機能が追加されました。開発者ヘルプ ドキュメントに、API の使用方法の例が追加されました。

MaterialX の参照マテリアルのサポート

MaterialX をマテリアルとして使用する Maya シーンを、他のシーンで参照できます。

  

新機能、改善点、バグ修正の完全なリストについては、「LookdevX for Maya 1.10.0 リリース ノート」を参照してください。

  

LookdevX for Maya の詳細については、Maya Learning Channel のチュートリアルをご覧ください。

ワークフローに慣れるには、「LookdevX を使用する」を参照してください。

LookdevX の開発に参加するには、オートデスクの公式ベータ コミュニティにアクセスしてください。

詳細については、LookdevX for Maya オンライン ヘルプを参照してください。