バルブ ゲート外径と内径の差の結果
バルブ ゲートの外径と内径の差は、[可変速度]コントロール オプションを選択した場合にバルブ ゲートでのみ生成される既定以外の結果です。この結果は、バルブ ピンが樹脂流動管内部を移動する際のの動的な寸法の変化を示します。
注: 3D メッシュを使用するモデルの場合、可変速度バルブ ゲート コントローラはビーム要素にのみ割り当てる必要があります。
この結果の使用法
バルブ ゲートの外径と内径の差の結果を使用して、バルブ ゲートが開閉するときにバルブ ピンとゲート冷却管の間のギャップのサイズがどのように変化するかを確認できます。
確認事項
バルブ ゲートの外径と内径の差の結果を参照するときは、次の点を確認してください。
- バルブ ゲートでの過度に高いせん断速度。バルブ ピンとゲート冷却管の間のギャップが小さすぎることが原因で発生します。バルブ ピンの直径を小さくするか、ゲート管の直径を大きくすることで、ギャップの厚さを大きくすると、高いせん断速度が低減します。
- バルブ ゲートの下流にある過度の高温またはフロー フロント温度。溶融樹脂がバルブ ゲートを通過するときの過剰なせん断発熱が原因で発生します。ギャップの厚さを増やすか、バルブ ゲートのオープン速度を上げると、温度上昇を低減できます。
- バルブ ゲート下流の過剰な高フロー フロント速度。バルブ ゲートの高速開によって発生します。バルブ ゲートの初期開閉速度を下げると、下流のフロー フロント速度を下げるのに役立ちます。