ノード レイヤー番号結果

ソルバー メッセージによって報告された 3D 成形品のメッシュ改良不足は、ノード レイヤー番号結果を使用して確認できます。

モデルで 3D メッシュを生成する場合、成形品の形状、または 3D メッシュの基となる Dual Domain メッシュの粗さに応じて、四面体メッシュのレイヤー数が予想よりも少なくなるモデルの領域が発生します。このような場合、解析は実行可能ですが、解析精度が低下する可能性があります。

ノード レイヤー番号結果は、成形品の肉厚方向のノード レイヤー数を表示することでモデル内のメッシュ構造を示します。

:

この結果の使用法

ノード レイヤーには、1 つの値がそれぞれ割り当てられ、成形品の外側表面の「1」から開始して、成形品の中心に向けて数が増加します。成形品の中心のノード レイヤー番号は、その位置のメッシュの改良度を示します。

中心のノード レイヤーで予測される値は、次の式で求められます。

各項目の意味

成形品の肉厚方向に、四面体レイヤー要素が 6 つあるモデルでは、中心のノード レイヤーの値は 4 になります。

ノード レイヤー数が不十分な領域は、切断平面を使用するか、プロットをフィルターして、中心のノード レイヤーの値を表示することで特定できます。

切断平面の使用

ノード レイヤー番号結果をアクティブにして、 ([表示]タブ > [切断平面]パネル > [編集])をクリックし、切断平面を作成します。切断平面を移動して、確認したい領域の改良度を調べます。

プロットのフィルター

ノード レイヤー番号結果を表示して、結果名を右クリックして[プロパティ]を選択します。[スケール]タブを選択します。[指定]をクリックして、表示するレイヤーの範囲を指定します。中心のレイヤー値に 4 が予測される場合、フィルターは 3.5 から 4.5 を設定します。[拡張された色]チェック ボックスがオフになっていることを確認します。

レイヤー数が必要な数より少ないモデルの領域は、結果でギャップとして表示されます。

ノード レイヤーの番号付けは成形品のエッジから開始されるため、平面状の領域では、通常、エッジ周辺に空白の境界があります。これはこの結果の生成方法によるもので、局部的な改良不足を示すものではない場合があります。

確認事項

レイヤー数が必要な数より少ないモデルの領域が、モデルの重要なフィーチャーにある場合は、次の代替策を検討します。

成形品の再メッシュ後、解析を再実行して、モデルのメッシュ改良が適切であるかを確認します。