レガシー SSL 設定をリセットする

SSL 接続を最適化するための新しい SSL 設定の実装では、レガシー設定に基づく変更はサポートされません。拡張 SSL 機能を使用して SSL 接続を変更する場合は、レガシー SSL 設定を手動でリセットする必要があります。

IIS バインドをリセットする

  1. 実行していない場合は、インターネット インフォメーション サービスを開始します。

  2. [サイト]ツリーを展開し、AutodeskDM 仮想ディレクトリのホストである Web サイトを選択します。次の画像では、Web サイトは既定の Web サイトになっています。既定の Web サイトを選択して、[アクション]ペインから[バインド]をクリックします。

  3. https バインドを削除します。

  4. 既定の http バインドを既に削除している場合は、[追加]をクリックしてタイプが http で、ポートが 80 であることを確認し、[OK]をクリックします。

  5. [AutodeskDM] > [サービス仮想ディレクトリ]の順に選択して、[SSL 設定]ボタンをダブルクリックします。

  6. [SSL 設定]ページで、[SSL が必要]オプションをオフにします。

  7. [アクション]ペインから[適用]をクリックします。

  8. [AutodeskDM] > [サービス] > [ファイル保管場所]で、手順 5 ~ 7 を繰り返します。

  9. Vault Thin Client を設定する場合は、AutodeskTC に対して手順 5 ~ 7 を繰り返します。

Vault Server 設定をリセットする

Connectivity.ADMSConsole.exe.config

  1. <インストール パス>\Autodesk\ADMS Professional 20##\ADMS Console フォルダにある Connectivity.ADMSConsole.exe.config のコピーを作成します。

  2. 「Connectivity.ADMSConsole.exe.config」ファイルをメモ帳で開きます。

  3. "<system.serviceModel><クライアント>" セクションを見つけて、"http://localhost" へのエンドポイントを編集します。編集が必要な行は 3 行あります。編集後は次のようになります。

  4. <connectivity.vaultmanager> セクションで、webServer セクションの値を変更します。編集後は次のようになります。

  5. 設定ファイルを保存します。

Connectivity.avfsConsole.exe.config

次の設定は、Autodesk Vault File Server(AVFS)に適用されます。

  1. <インストール パス>\Autodesk\Vault File Server 20##\avfs Console フォルダにある Connectivity.avfsConsole.exe.config のコピーを作成します。

  2. Connectivity.AVFSConsole.exe.config ファイルをメモ帳で開きます。

  3. "<system.serviceModel><クライアント>" セクションを見つけて、"http://localhost" へのエンドポイントを編集します。編集が必要な行は 2 行あります。編集後は次のようになります。

    <endpoint name="avfs-notification" address="http://localhost/AutodeskDM/Services/Filestore/_impl/NotificationService.svc" binding="basicHttpBinding" bindingConfiguration="RemoteCalls" contract="NotificationContract"/

  4. 設定ファイルを保存します。

Web.config

  1. \Autodesk\ADMS Professional 20##\server\web\services\ フォルダにある web.config ファイルのコピーを作成します。

  2. web.config ファイルをメモ帳で開きます。

  3. <system.serviceModel><クライアント> セクションを見つけて、"https://**" のエンドポイントを編集します。編集が必要な行は 4 行あります。

  4. (Vault 2019 以降)サーバのホスト名またはコンピュータ名が証明書の名前と異なる場合は、次の行に「fullyQualifiedDomainName」スイッチを追加します。

    "<connectivity.web>

    <server port="80" sslPort="443" sslRequired="true" website="Default Web Site" fullyQualifiedDomainName="

    " />

    </connectivity.web>"

  5. 設定ファイルを保存します。

  6. IIS を再起動します。

Connectivity.WindowService.JobDispatch.exe.config

  1. \Autodesk\ADMS Professional 20##\server\dispatch フォルダにある Connectivity.WindowsServer.JobDispatch.exe.config ファイルのコピーを作成します。

  2. Connectivity.WindowsServer.JobDispatch.exe.config ファイルをメモ帳で開きます。

  3. "<System.servicemodel><クライアント>" セクションで、アドレスの値を "http://localhost" に変更します。編集後は次のようになります。

  4. 設定ファイルを保存します。

  5. [コントロール パネル] -> [管理ツール] -> [Services.msc]の順に選択して、サービスを再起動します。

SiteConfiguration.xml を確認する

  1. メモ帳で C:¥ProgramData¥Autodesk¥VaultServer¥Configuration¥SiteConfiguration.xml ファイルを開きます。
  2. "" セクションで、以下のようにします。
    1. ADMS Server の場合は、DataManager と Filestore の両方について、generateUri の値が true、Uri の値が http://<マシン名> であることを確認します。
    2. AVFS Server の場合は、generateUri の値が Filestore では true、DataManager では false であり、Uri の値が Filestore では http://<マシン名> であることを確認します。
  3. 設定ファイルを閉じるか保存します。