ジョブ プロセッサのコマンド ライン

ジョブ プロセッサの停止、一時停止、および再開は、コマンド ラインから操作できます。

これは、アクティビティの負荷が軽い時間にのみジョブ プロセッサを実行する場合に便利です。この機能強化により、Windows のタスク スケジューラでバッチ ファイルをスケジュール設定済みのタスクとして使用して、ジョブ プロセッサの開始と停止をコントロールすることができます。各種のコマンド ライン スイッチとその意味の例を示します。

ログイン認証をオーバーライドする

JobProcessor.exe では、ユーザによる空白のパスワードの使用を許可し、設定済みのユーザ名、パスワード、および ADMS サーバよりも優先されるコマンド ライン引数を受け付けます。以下はその例です。

JobProcessorExample.bat の例

REM start the job processor
start JobProcessor.exe
REM prevents the job processor from processing any more jobs on its queue after finishing its current job
JobProcessor.exe /pause
REM allows the job processor to continue processing jobs on its queue from a paused state
JobProcessor.exe /resume
REM stops and exits the job processor after finishing its current job
JobProcessor.exe /stop

コマンド ライン オプションは、既に処理中のジョブの実行を中断しない点に注意してください。コマンド ラインからジョブ プロセッサの停止や一時停止を実行すると、複数のジョブでジョブ プロセッサのステータスのみが変更されます。これは、UI から一時停止や停止を実行した場合の動作と基本的に同じです。これは、ジョブが部分的に実行されて一部のジョブが完了しない状況、また Vault データに不整合が生じるというさらに悪い状況を回避するための処理です。