マルチサイト環境で差分バックアップを複数のサイトで作成するとデータの復元ができなくなる場合があります。マルチサイト環境では、1 つのサイトですべてのバックアップおよび復元操作を実行するのが最も効率的です。
バックアップおよび復元ウィザードの 2 番目の画面で選択できるオプションは、最初の画面で[バックアップ]または[復元]のどちらを選択したかによって異なります。
*ヒント: *テキスト ファイル ADMSConsoleLog-yyyymmdd.txt には、バックアップおよび復元操作に影響を与えるサーバ イベントがまとめられています。このログ ファイルには、サーバがバックアップまたは復元のどちらかに対応しているかどうか、および対応を変更したユーザおよびイベントが示されます。
差分バックアップでは、ファイル保管場所内の新規または変更されたファイルとユーザ アカウントの変更のみがバックアップされます。変更されていないファイルとライブラリは差分バックアップには含まれません。標準ライブラリは変更されないので、それらも差分バックアップには含まれません。
差分バックアップは、日付順に復元できます。新しい差分バックアップを復元すると、古い差分バックアップは復元できなくなります。バックアップ データを保管する場所を指定します。場所を参照するには、[...]をクリックし、ファイル ブラウザを使用してフォルダを指定します。差分バックアップ フォルダには、完全バックアップと同じ命名規則を使用して名前が付けられ、さらに _INCxx という文字列が付加されます。xx は差分番号を表します。差分バックアップの保管先フォルダは、完全バックアップを保管するフォルダと同じにする必要ありません。詳細については、「Vault をバックアップまたは復元する」を参照してください。
復元する場合は、差分バックアップから復元を実行する必要があります。すべての差分バックアップと完全バックアップが同じ最上位フォルダ内にある限り、復元プロセスでは自動的に差分バックアップが逆順に復元され、最後に完全バックアップが復元されます。差分バックアップの復元を含む復元プロセスは、常にシリーズ内で最新の差分バックアップから開始します。ただし、[バックアップおよび復元]ウィザードで[完全復元]オプションを選択します。