サーバ コンソールを使用すると、バックアップと復元のプロセスが自動化されます。このユーティリティは、マスター Vault を含むすべての Vault のデータベースとファイル保管場所の位置を確認し、それらを指定した場所にバックアップします。また、アーカイブを適切な場所に戻すこともできます。このプロセスを、バックアップおよび復元ウィザードと呼びます。
統計情報をバックアップする
メイン ページに表示される Data Management Server の概要には、以下のようなサーバ統計が示されます。
差分バックアップおよび復元が無効になっている場合、この概要セクションは淡色表示になります。これは、完全バックアップが必要な管理操作または他のイベントが発生したためです。差分バックアップおよび復元は、既定によって有効になっています。
マルチサイト環境で差分バックアップを複数のサイトで作成するとデータの復元ができなくなる場合があります。マルチサイト環境では、1 つのサイトですべてのバックアップおよび復元操作を実行するのが最も効率的です。
マルチサイト環境でバックアップを作成するためのルール
マルチサイト環境でバックアップを復元するためのルール
マルチサイト環境では、1 つのサイトですべてのバックアップおよび復元操作を実行するのが最も効率的です。
サイトでバックアップが復元されると、すべての既存データ(データベースとファイル保管場所の両方)が上書きされます。いったんサイトでデータが復元されると、リモート ファイル保管場所は使用されなくなります。Vault 管理者は、古い未使用のファイル保管場所を消去または削除する必要があります。
データが復元されるサイトがマルチサイト環境用に設定されていない場合、データが復元されるとサイト リストが空になります。
データが復元されるサイトがマルチサイト環境用に設定されている場合、サイト リストも復元されます。ただし、リモート サイト上のすべての Vault が無効になります。現在のサイトの Vault は有効になります。リモート サイトの Vault は、リモート サイトで管理者が有効にする必要があります。
メインの Vault サーバ サイトを復元するには、「Vault をバックアップおよび復元する」の「復元」セクションの手順に従います。
この環境で AVFS サイトを復元するには、メイン サイト(ADMS)の Vault Console から AVFS サイトを削除し、AVFS サイトを再構築し、「File Server の基本的な構成設定」の手順に従ってメインの Vault サイトに接続します。
接続ワークグループ環境でバックアップを作成するためのルール
接続ワークグループ環境のバックアップは、パブリッシャー ワークグループ内の Vault サーバ(ADMS)からすべて実行されます。
パブリッシャーまたはサブスクライバ ワークグループをバックアップするには、サードパーティ製ツールで Vault のバックアップと復元を使用します。
接続ワークグループ環境でバックアップを復元するためのルール
リモート SQL を使用してバックアップを復元する際のルール