変更管理の所有権

注: 変更管理機能は Autodesk Vault Professional でのみ使用できます。

複製された環境では、他のワークグループがそのデータに変更を加えないようにするために、変更する変更管理の所有権を持つ必要があります。

変更管理所有権を管理するときは、他のグループに所有権を割り当てたり、自分のワークグループのリース期間を指定することができます。

[所有権を管理]ダイアログボックスにアクセスするには、ワークグループに所有させる変更管理または変更管理グループを右クリックし、右クリックメニューから[所有権を管理]を選択します。

ワークグループが所有権を保有していない変更管理に編集操作を実行する際に、所有者のリースが期限切れになっている場合、所有権が自動的に移行され、編集操作を正常に実行できます。ただし、データベースが同期していない場合、所有権は移行されますが、編集操作はキャンセルされます。

変更管理の[所有権を管理]ダイアログボックスにアクセスする

Autodesk Vault Client で、所有権を管理する変更管理を右クリックし、右クリックメニューから[所有権を管理]を選択します。
選択した変更管理は、[所有権を管理]ダイアログボックスにチェックマークが付いた状態で表示されます。

現在のワークグループによって所有されている変更管理や、他のワークグループのリース期限が切れている変更管理は、太字で表示されます。太字フォントは、変更管理の所有権を変更できることを示します。

変更管理を選択、選択解除する

所有権管理のためにチェック変更管理およびチェック解除変更管理にすばやくアクセスするために、右クリックメニューが用意されています。

変更管理を右クリックすると、右クリックメニューが表示されます。
次のいずれかのタスクを実行します。
- 一覧でその変更管理を選択するには、[チェック]を選択します。
- 一覧のすべての変更管理を選択するには、[すべてをチェック]を選択します。
- 一覧でその変更管理を選択解除するには、[チェック解除]を選択します。
- すべての変更管理を選択解除するには、[すべてチェック解除]を選択します。

異なるワークグループに所有権を割り当てる

[所有権を管理]ダイアログボックスで、[ワークグループへ割り当て]ドロップダウンメニューから、所有権を割り当てるワークグループを選択します。
注: [ワークグループへ割り当て]ドロップダウンメニューには、複製された Vault のあるワークグループのみが一覧表示されます。
[OK]をクリックして変更を確定します。
ステータスダイアログボックスが開き、指定したワークグループへの移行に成功した変更管理数が示されます。ワークグループへの割り当てに失敗した場合、数は表示されません。一覧表示される各変更管理には、さらに明確にするためにステータスが表示されます。[含める]チェックボックスがオンになっている場合は、指定したワークグループに移行された変更管理も一覧表示されます。

リース期間を変更する

ワークグループに管理オブジェクトのコントロールがある場合は、選択した変更管理のリース期間を指定できます。

[所有権を管理]ダイアログボックスで、入力ボックスとドロップダウンメニューを併用して、ワークグループが所有権を保有するリース期間の長さを入力します。
既定のリース期間は、ゼロまたは管理者が既定として設定した任意の期間です。
リース期間を指定した期間にリセットするには、[OK]をクリックします。

管理所有権をリリースする

必要に応じて、他のワークグループが所有権を取得できるように所有権をリリースできます。