複製された環境では、他のワークグループがフォルダ内容に変更を加えないようにするために、フォルダの所有権を持つ必要がある場合があります。
フォルダの所有権を管理するときは、他のグループに所有権を割り当てたり、自分のワークグループのリース期間を指定することができます。また、所有権が要求されたときや移行されるときにフォルダ内のファイルが含まれるようにするかどうかを指定することもできます。
[所有権を管理]ダイアログ ボックスにアクセスするには、ワークグループが所有するフォルダを右クリックし、右クリック メニューから[所有権を管理]を選択します。
ワークグループが所有権を保有していないエンティティに編集操作を実行する際に、所有者のリースが期限切れになっている場合、所有権が自動的に移行され、編集操作を正常に実行できます。ただし、データベースが同期していない場合、所有権は移行されますが、編集操作はキャンセルされます。
フォルダの[所有権を管理]ダイアログ ボックスにアクセスする
選択したフォルダは、[所有権を管理]ダイアログ ボックスにチェック マークが付いた状態で表示されます。他のフォルダはすべて、チェック マークがはずれています。
現在のワークグループによって所有されているフォルダや、他のワークグループのリース期限が切れているフォルダは、太字で表示されます。太字フォントは、フォルダの所有権を変更できることを示します。
ファイルを含む
フォルダを選択、選択解除する
所有権管理のためにチェック フォルダおよびチェック解除フォルダにすばやくアクセスするために、右クリック メニューが用意されています。
異なるワークグループに所有権を割り当てる
ステータス ダイアログ ボックスが開き、指定したワークグループへの移行に成功したフォルダ数が示されます。ワークグループへの割り当てに失敗した場合、数は表示されません。一覧表示される各フォルダには、さらに明確にするためにステータスが表示されます。[含める]チェック ボックスがオンになっている場合は、指定したワークグループに移行されたファイルも一覧表示されます。
リース期間を変更する
ワークグループに管理オブジェクトのコントロールがある場合は、選択したファイルのリース期間を指定できます。
既定のリース期間は、ゼロまたは管理者が既定として設定した任意の期間です。
フォルダの所有権をリリースする
必要に応じて、他のワークグループが管理コントロールを取得できるように所有権をリリースできます。