インターネット インフォメーション サービス(IIS)は、Vault サーバ上で動作してボールトの要求を処理します。IIS は、Microsoft Windows NT サービスの 1 つです。
ユーザがクライアント アプリケーションの 1 つを使用して Vault からファイルを要求すると、要求は Vault サーバに送信され、IIS と MSSQLSERVER サービスによって処理されます。IIS は、ユーザ認証を行い、ファイル保管場所への接続を処理します。この場合、サービスのログオン アカウントを使用してファイル保管場所にあるフォルダやファイルにアクセスします。既定では、サービスは仮想アカウント「ローカル システム」を使用します。セキュリティを強化するために、サービスで使用するアカウントを指定することもできます。
サービス マネージャでサービスの設定を表示するには:
状態
サービスが開始しているかどうかを表示します。 通常は、サービスは開始しているはずですが、もしサービスが開始していなくても Vault の動作には支障ありません。サービスが開始していない場合、IIS はクライアントからの接続があれば動作を開始します。
スタートアップの種類
IIS サービスは、手動、自動、無効、のいずれかに設定できます。 ほとんどの場合、IISは「自動」に設定されています。「手動」に設定されている場合は、最初のクライアントが接続した時点でサービスが開始されます。[スタートアップの種類]は「自動」に設定することを推奨します。
ログオン
Vault がすべてのネットワーク認証で使用するユーザを設定します。既定の設定は、「ローカル システム」アカウントで、ほとんどの場合これで動作します。
ファイル保存場所のロックダウンを行うユーザを指定することができます。特定のユーザを設定すると、結果的にファイル保存場所へのアクセスをそのユーザのみに制限でき、他のユーザが Vault に不正に侵入できなくなるため、より安全な環境が提供されます。
詳細については、オペレーティング システムのドキュメントをご覧ください。
接続の失敗
サーバへの接続ができなくなった場合、実際のサービスまたはコンピュータ全体を再起動することができます。
サーバ コンソールから Vault が使用中であるとレポートしてくる場合は、管理者がデータベースを再起動してください。
重要: データベースが Vault を使用しない SQL Server である場合は、SQL Server を再起動しないことをお勧めします。