リリース済のアイテムは、以下の形式にエクスポートできます。
- カンマ区切りのファイル形式(.csv)
- タブ区切りのファイル形式(.tdl)
- Autodesk Design Web Format (.dwf)
- Extensible Markup Language (.xml)
- Microsoft Message Queuing™ (MSMQ) (.dwf)
アイテムのプロパティ、部品表 (BOM)、および Autodesk Inventor グローバル BOM がサポートされています。 エクスポートできるのは、リリース済みの古いアイテムだけです。
BOM をエクスポートする場合は、最新リリースの BOM がエクスポートされます。
.csv または .tdl ファイルにエクスポートする場合、エクスポートする Vault Professional のプロパティを指定し、この指定内容をマッピング スキーマとして保存することができます。それ以降は、データをエクスポートするたびに、このマッピング スキーマを適用できます。
ファイルは Unicode(UTF-8)にエンコードされてエクスポートされます。このデータを別のアプリケーションにインポートする場合、すべての文字が正確にインポートされるために、ファイルの Unicode(UTF-8)エンコードの指定が必要なことがあります。別のアプリケーションへの Unicode (UTF-8)のインポートに関する詳細については、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。
アイテムを.dwf 形式でエクスポートする場合、手動で添付したファイルと自動生成された .dwf ファイルがあれば、これらのファイルもエクスポートされます。
注: アイテムをエクスポートすると、ファイルのマスター DWF パッケージとサブ DWF が作成されます。サブ DWF が作成されないようにするには、web.config ファイルで、export includeAttachments を False に設定します。
アイテムをエクスポートするには
ERP 関連の作業を実行できるのは、ERP マネージャと管理者のみです。
以下のステータスのアイテムは、ERP システムにエクスポートできます。
- リリース済
- 廃番
- アイテムが前にリリース済の場合は、[作業中](WIP)ステータスになります。前にリリース済のアイテムのリビジョンがエクスポートされます。WIP ステータスの新規アイテムは、エクスポートできません。
注: ファイルは Unicode(UTF-8)にエンコードされてエクスポートされます。このデータを別のアプリケーションにインポートする場合、すべての文字が正確にインポートされるために、ファイルの Unicode(UTF-8)エンコードの指定が必要なことがあります。別のアプリケーションへの Unicode (UTF-8)のインポートに関する詳細については、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。
- ナビゲーション ペインで、[アイテム マスタ]を選択します。
- アイテム マスタで、エクスポートするリリース済アイテムまたは廃番アイテムを選択します。子を持つアイテムを選択すると、アイテムとそのすべての子が選択されます。
- [ファイル]メニューから[アイテムをエクスポート]を選択するか、選択したアイテムを右クリックしてから[アイテムをエクスポート]を選択します。
- エクスポート ウィザードには、選択したアイテムとその子アイテムすべてが、それぞれリビジョン ID 付きで一覧表示されます。
注: エクスポートできるのは、[作業中]ステータス以外(レビュー中、リリース済、または廃番)のアイテムのみです。
チェック ボックスがオンになっているアイテムがエクスポートされます。エクスポートを希望しないアイテムが存在する場合は、そのアイテムの横のチェック ボックスをオフにします。
- [次へ]をクリックします。
MSMQ DWF を使用して、設定済みのターゲット ERP システムにエクスポートする
- [ターゲットを指定]画面で、[MSMQ DWF]を選択します。
- [エクスポート]をクリックします。
- 正常にエクスポートされたアイテム、正常にエクスポートされなかったアイテムを含めて、[結果を表示]にエクスポート結果が表示されます。
- 結果を印刷するには、[印刷]をクリックします。
- 電子メールで概要情報を送信するには、[送信]をクリックします。
- [終了]をクリックします。
.csv ファイルまたは .tdl ファイルをエクスポートするには
- [ターゲットを指定]画面で、ターゲットとして[その他]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- [ファイルを指定]画面で、CSV(カンマ区切り形式)または TDL(タブ区切り形式)のいずれかを選択します。
- エクスポートしたファイルで BOM レベルをどのように示すかを指定します。
- 主な特色を示す採番を使ってアイテムを編成するには、[レベル番号]を選択します。
レベル
|
アイテム番号
|
タイトル
|
1
|
000011
|
メイン アセンブリ
|
1.1
|
000012
|
パーツ
|
1.2
|
000013
|
サブアセンブリ1
|
1.2.1
|
000014
|
サブアセンブリ2
|
1.2.1.1
|
000015
|
パーツ1
|
- 親によってアイテムを編成するには、[親アイテム]を選択します。
親
|
アイテム番号
|
タイトル
|
<top>
|
000011
|
メイン アセンブリ
|
000011
|
000012
|
パーツ
|
000011
|
000013
|
サブアセンブリ1
|
000013
|
000014
|
サブアセンブリ2
|
000014
|
000015
|
パーツ1
|
- エクスポートしたファイルのパスとファイル名を入力するか、[参照]をクリックしてファイルの場所とファイル名を指定します。
- [次へ]をクリックします。
- [プロパティの指定]画面で、Vault Professional のプロパティ一覧からエクスポート ファイルのプロパティ一覧に、プロパティをドラッグ アンド ドロップします。[前へ]および[次へ]をクリックして、Vault Professional のプロパティの値をスクロールします。
- 一覧からエクスポート ファイルのプロパティを削除するには、対象のプロパティを Vault Professional のプロパティ一覧にドラッグして戻します。
- プロパティの名前を変更するには、エクスポート ファイル一覧でプロパティのフィールドをダブルクリックし、新しい名前を入力します。
注: 選択した BOM インジケータに応じてレベルまたは親のプロパティをマッピングし、アイテム番号プロパティをマッピングする必要があります。
- マッピングを指定し、保存すると、ファイルをエクスポートするたびにそのマッピング内容を使用できます。[マッピングを保存]をクリックします。[マッピング プロパティを保存]ダイアログ ボックスで、ファイルを保存する場所を参照し、ファイル名を入力します。マッピングは .xml ファイルとして保存されます。[保存]をクリックます。
- マッピング ファイルをロードするには、[マッピングをロード]をクリックします。[マッピング プロパティをロード]ダイアログ ボックスで、マッピング ファイル(.xml)の保存場所を参照し、[開く]をクリックします。エクスポート ファイルのプロパティ一覧は、このファイルに指定されているマッピングと一致するように変更されます。
- マッピングされたフィールドをリセットするには、[マッピングをクリア]をクリックします。
- [エクスポート]をクリックします。
- 正常にエクスポートされたアイテム、正常にエクスポートされなかったアイテムを含めて、[結果を表示]にエクスポート結果が表示されます。
- 結果を印刷するには、[印刷]をクリックします。
- 電子メールで概要情報を送信するには、[送信]をクリックします。
- [終了]をクリックします。
.dwf ファイルまたは .xml ファイルをエクスポートするには
- [ターゲットを指定]画面で、ターゲットとして[その他]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- [ファイルを指定]画面で、Design Web Format(DWF)または XML のいずれかを選択します。
- エクスポートしたファイルのパスとファイル名を入力するか、[参照]をクリックしてファイルの場所とファイル名を指定します。
- Vault Professional でアイテムのプロパティを定義している場合、エクスポートする前にプロパティをマッピングできます。[プロパティの指定]画面で、Vault Professional のプロパティ一覧からエクスポート ファイルのプロパティ一覧に、プロパティをドラッグ アンド ドロップします。[前へ]および[次へ]をクリックして、Vault Professional のプロパティの値をスクロールします。
- 一覧からエクスポート ファイルのプロパティを削除するには、対象のプロパティを Vault Professional のプロパティ一覧にドラッグして戻します。
- プロパティの名前を変更するには、エクスポート ファイル一覧でプロパティのフィールドをダブルクリックし、新しい名前を入力します。
注: 選択した BOM インジケータに応じてレベルまたは親のプロパティをマッピングし、アイテム番号プロパティをマッピングする必要があります。
- マッピングを指定し、保存すると、ファイルをエクスポートするたびにそのマッピング内容を使用できます。[マッピングを保存]をクリックします。[マッピング プロパティを保存]ダイアログ ボックスで、ファイルを保存する場所を参照し、ファイル名を入力します。マッピングは .xml ファイルとして保存されます。[保存]をクリックます。
- マッピング ファイルをロードするには、[マッピングをロード]をクリックします。[マッピング プロパティをロード]ダイアログ ボックスで、マッピング ファイル(.xml)の保存場所を参照し、[開く]をクリックします。エクスポート ファイルのプロパティ一覧は、このファイルに指定されているマッピングと一致するように変更されます。
- マッピングされたフィールドをリセットするには、[マッピングをクリア]をクリックします。
- [エクスポート]をクリックします。
- 正常にエクスポートされたアイテム、正常にエクスポートされなかったアイテムを含めて、[結果を表示]にエクスポート結果が表示されます。
- 結果を印刷するには、[印刷]をクリックします。
- 電子メールで概要情報を送信するには、[送信]をクリックします。
- [終了]をクリックします。
アイテムのエクスポート時に DWF の作成を無効にする
アイテムをエクスポートすると、ファイルのマスター DWF パッケージとサブ DWF が作成されます。サブ DWF が作成されないようにするには、web.config ファイルの export includeAttachments を False に設定します。
- Autodesk Vault サーバをホストするコンピュータで、Web.config ファイルを探します。既定では、このファイルは Program Files¥Autodesk¥ADMS Professional [バージョン]¥Server¥Web¥Services に配置されます。
- Notepad などのテキスト エディタで、Web.config ファイルを開きます。
- 次の文字列を検索します。
export includeAttachments
- 既定では、export includeAttachments の値は True に設定されています。この値を False に変更します。
- Web.config ファイルを保存し、エディタを終了します。