ファイルの所有権

複製された環境では、ワークグループが、変更するファイルの所有権を保有している必要があります。所有権によって、別のワークグループがファイルをチェック アウトして変更することができなくなります。

ファイルの所有権を管理するときは、他のグループに所有権を割り当てたり、自分のワークグループのリース期間を指定することができます。また、所有権が要求されたときや移行されるときに関連ドキュメントや関連付けられたアイテムが含まれるようにするかどうかを指定することもできます。

[所有権を管理]ダイアログ ボックスにアクセスするには、ワークグループが所有するファイルまたはファイル グループを右クリックし、右クリック メニューから[所有権を管理]を選択します。

現在のワークグループが所有権を保有していないエンティティに編集操作を実行する際に、所有者のリースが期限切れになっている場合、所有権が自動的に移行され、編集操作を正常に実行できます。ただし、データベースが同期していない場合、所有権は移行されますが、編集操作はキャンセルされます。

ファイルの[所有権を管理]ダイアログ ボックスにアクセスする

関連するドキュメント ファイルを含む

アイテムとファイルのペア所有権

所有権のファイルを選択、選択解除する

    所有権管理のため選択ファイルおよび選択解除ファイルにすばやくアクセスするために、右クリック メニューが用意されています。

  1. ファイルを右クリックすると、右クリック メニューが表示されます。
  2. 次のいずれかのタスクを実行します。
    • 一覧でそのファイルを選択するには、[チェック]を選択します。
    • 一覧のすべてのファイルを選択するには、[すべてをチェック]を選択します。
    • 一覧でそのファイルを選択解除するには、[チェック解除]を選択します。
    • 一覧のすべてのファイルを選択解除するには、[すべてチェック解除]を選択します。

異なるワークグループに所有権を割り当てる

  1. [ファイルの所有権を管理]ダイアログ ボックスで、[ワークグループへ割り当て]ドロップダウン メニューから、所有権を割り当てるワークグループを選択します。
    注: [ワークグループへ割り当て]ドロップダウン メニューには、複製された Vault のあるワークグループのみが一覧表示されます。
  2. [OK]をクリックして変更を確定します。ステータス ダイアログ ボックスが開き、指定したワークグループへの移行に成功したファイル数が示されます。ワークグループへの割り当てに失敗した場合、数は表示されません。一覧表示される各ファイルには、さらに明確にするためにステータスが表示されます。

リース期間を変更する

    ワークグループに管理オブジェクトのコントロールがある場合は、選択したファイルのリース期間を指定できます。

  1. [ファイルの所有権を管理]ダイアログ ボックスで、入力ボックスとドロップダウン メニューを併用して、ワークグループが所有権を保有するリース期間の長さを入力します。
    1. 既定のリース期間は、ゼロまたは管理者が既定として設定した任意の期間です。
  2. リース期間を指定した期間にリセットするには、[OK]をクリックします。

ファイルの所有権をリリースする

    必要に応じて、他のワークグループが管理コントロールを取得できるように所有権をリリースできます。

  1. [ファイルの所有権を管理]ダイアログ ボックスでターゲット ファイルを選択し、リースをゼロに設定します。
  2. [OK]をクリックします。これにより、リース期間がゼロに設定され、選択したすべてのフォルダでリースが解放されます。