API を使用して Vault をカスタマイズする
プログラミングに精通しているユーザは Vault アプリケーション プログラミング インタフェース(API)を使用して数多くのカスタマイズを行うことできます。一般的なカスタマイズには、ユーティリティ、自動化、他のシステムとの統合、コマンド、データ表示などが含まれます。
Vault には 3 つの API があります。
Web Service API は、すべてのバージョンの Vault で使用できます。ただし、Vault Client API および Job Processor API は、Vault Workgroup、Vault Collaboration、および Vault Professional でのみ使用できます。
VDF の機能の詳細については、ここを参照してください。
独自の Vault プログラムの開発に興味のあるプログラマは、Vault Software Development Kit (SDK)を使用することができます。SDK は、Vault Server に自動的にインストールされます。「ADMS」インストール場所の「SDK」フォルダ内にあります。
SDK には、すべてのクラスおよび関数のドキュメンテーション、サンプル アプリケーション、サポート情報の記事、ユーティリティ、エラー コードの説明、旧バージョンからの変更点といった便利なツールが含まれています。独自の Vault プログラムの開発を始めるために必要なものがすべて用意されています。
iLogic ルールは、Autodesk Inventor パラメータの代入ステートメント、定義済み iLogic 関数、および単純な VB.NET コードのみで記述できます。ただし、これらの技法のみに限定されているわけではありません。ルール内では VB.NET の高度な機能を使用することができます。Visual Basic を使用して、ルールから呼び出すことができる外部 DLL ファイルを作成することができます(C# または C++ で記述された DLL ファイルを呼び出すこともできます)。
It's All Just Ones and Zeros は、Vault のカスタマイズおよびプログラミングを専門に扱う Autodesk ブログです。API 概念、プログラミングのヒントや小技、公開情報に関する詳細な記事が掲載されています。最も優れた点は、膨大なサンプル アプリケーションのライブラリがソース コードと共に提供されている点です。
Autodesk デブロッパ ネットワーク(ADN)は Vault API に完全に対応しています。Knowledgebase の記事、追加のサンプル コード、製品ダウンロードを提供し、さらに Vault Workgroup、Collaboration および Professional のデブロッパ ライセンスを生成することも可能です。作業につまずいたときには、デブロッパ ヘルプ オンライン ページから質問を提出できます。
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