[刃物半径補正]のリファレンス

刃物半径補正は刃物補正ともいい、ツールパスを外側、内側、または選択した輪郭上に直接移動できるようにします。[2D 輪郭]ダイアログの[パス]タブ上の[補正タイプ]ドロップダウン メニューから実行する補正のタイプを選択することができます。

2D 輪郭ダイアログのパス タブ - 補正タイプ

*[補正タイプ]を変更*

Fusion がツールパスのプレビューを表示すると、表示されるのは常に計算された(たとえば未補正の)ツールパスです。シミュレーションおよび検証モードは、CNC 工作機で実行される補正されたツールパスを表示します。

コンピュータ

工具補正は、選択した工具の直径に基づいて CAM によって自動的に計算されます。ポスト処理後の出力には、G41/G42 コードではなく補正されたパスが直接含まれています。

コンピュータ補正タイプ - プレビューの図

Preview

コンピュータ補正タイプ - シミュレーションの図

シミュレーション

制御機

工具補正は計算されず、G41/G42 コードが出力され、オペレータがマシン制御機で補正量と摩耗を設定できます。

制御機補正タイプ - プレビューの図

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制御機補正タイプ - シミュレーションの図

シミュレーション

摩耗補正

[コンピュータ]オプションと同様ですが、G41/G42 コードも出力します。これにより工作機のオペレータは、工具サイズの差を負の値で入力することによってマシン制御機で工具の摩耗を調整できます。

摩耗補正タイプ - プレビューの図

Preview

摩耗補正タイプ - シミュレーションの図

シミュレーション

逆摩耗補正

摩耗補正の調整が正の数として入力される点を除き、[摩耗補正]オプションと同じです。

オフ

半径補正は実行されず、工具中心は選択した形状に従います。

オフ補正タイプ - プレビューの図

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オフ補正タイプ - シミュレーションの図

シミュレーション

注: 制御機補正(摩耗補正および逆摩耗補正を含む)は仕上げパスのみに適用されます。