[緩斜面パスの加工]のリファレンス

急斜面領域の大きな削り残しやステップを回避します。

ポケット操作の[パス]タブの[緩斜面パスを加工]チェックボックスは、急斜面領域の大きな削り残しやステップを回避するのに使用します。固定の最大切込みピッチを使用すると、各 Z 深さは完全に加工されます。しかし、緩斜面パスを有効にすると、緩斜面の Z 軸のみが、低いほうのパスをカットした後に残ったストックを加工します。主な切込みピッチは常に完全に加工され、パスの順序は上から下のままです。

このアプローチにより、可能な場合は、工具がカットの深さ分完全に使用されるようになります。また、工具の能力を超えずに、下側のパスによって切削されるストックの切削に時間をかけないことで、加工時間が短縮されます。

緩斜面パスによるポケット ツールパスの図

側面から見た緩斜面パスによるポケット ツールパス

上図に、2 つの緩斜面 Z 深さ(赤いドットの横)を使用してコアの周辺を加工するポケット ツールパスを示します。オレンジ色のドットは、主要なステップの 1 つを示します。この図では、緩斜面パスは主なステップと同じようにパーツの境界を越えて延長されないため、Z 軸全体はクリアしません。