測地線加工法は、フリーフォーム サーフェスや困難なアンダーカットを加工するための仕上げ操作を行います。
測地線ツールパスは、異なるタイプのオフセットを使用してパターン化された複数のパスで構成されます。
この加工法を使用すると、アンダーカットでも、高品質の表面仕上げを備えたより滑らかなツールパスを実現できます。加工境界の柔軟な定義、衝突のないツールパスの生成、穴の上を加工する機能により、加工の効率と品質が向上します。
パーツのジオメトリやマシンの機能に応じて、3 軸、4 軸、5 軸の測地線ツールパスを作成することができます。[複合軸]ツールパスを作成するにはFusion Manufacturing Extension へのアクセス権が必要です。
測地線加工法では、ツールパスの作成をガイドするサーフェスが必要です。これらはドライブ サーフェスと呼ばれます。ツールパスをドライブ サーフェス内のより小さな領域に制限する場合は、加工境界を指定します。
既定では、ドライブ サーフェスが加工境界です。
ツールパス内のパスの配置は、選択したパスのタイプと、加工境界からパスをオフセットする方法によって異なります。
次のパスのタイプから 1 つを選択します。
ブレンド - 2 つの曲線が必要です。この加工法では、これらの曲線を最大切削ピッチ値でオフセットしてツールパスを作成します。曲線が互いに平行でない場合、切削ピッチは変動する場合があります。特定の曲線を選択することも、ジオメトリに基づいて加工法が曲線を決定することもできます。ツールパスは滑らかになり、シャープ コーナーが少なくなります。
ブレンドは、フィレットや面取りなど、2 つの類似した曲線間の加工に役立ちます。ツールパスを周囲の領域や特定の加工境界にブレンドすることができます。
2 つの曲線(1)からパスをオフセットして作成されたブレンド ツールパス(2)。
スキャロップ - この加工法では、一定の切削ピッチ値でパスをオフセットしてツールパスを作成します。オフセットする境界によっては、ツールパスにシャープ コーナーが発生する場合があります。
急斜面の壁を持つポケットの底部など、フリーフォームのサーフェスを加工する場合に便利です。
中心のラインからパスをオフセットすることにより作成されるスキャロップ ツールパスです。
オフセットの仕方によって、さまざまなパターンでパスを配置することができます。パスをオフセットできるパターンは次の通りです。