断面図ビュー

Fusion の[図面]作業スペースでは、[断面図]コマンドを使用して、特定の線に沿ってデザインを切り抜き、非表示にしたデザイン要素に明確な注釈を付けることができます。

断面ビューは、デザインを切り取って内側を表示する図面ビューです。

親ビュー上に断面線を定義すると、断面ビューはその断面線に沿った切断面の表面領域を表します。

アセンブリ全体の断面ビューを作成したり、断面ビューからコンポーネントを除外することができます。

ベース ビュー、投影ビュー、または別の断面ビューから断面ビューを生成できます。

また、断面線が切断するジオメトリだけを表示したり、断面線を越えるすべてのジオメトリを表示したり、断面線を越える指定した量のジオメトリを表示したりするように、断面図の奥行きをコントロールすることもできます。

断面ビューの要素

断面ビューの例

  1. 親ビュー: 断面ビューの生成元である図面ビュー。
  2. 断面線: デザインを切り取る線分を定義します。
  3. 曲げ線: 断面がデザインの一部を切り取る場所をシフトする曲げを定義します。
  4. 端線: 断面切断の終了を定義します。
  5. 方向矢印: 断面ビューの表示方向を定義します。
  6. 識別子: 詳細が含まれる境界を定義し、詳細ビューの識別子を表示します。
  7. 断面ビュー: 選択した尺度でデザインを切り取った断面を表示します。
  8. 断面ビュー ラベル: 断面ビューの名前、識別子、尺度を表示します。

断面ビューのタイプ

断面ビューには次の 4 つのタイプがあります。

全断面: 切断平面が図面ビュー全体を通過するときに生成されます。

全断面ビューの例

半断面: 切断平面が図面ビューの一部を通過するときに生成されます。

半断面図の例

オフセット: 切断平面が曲がり、直線の断面線に沿わないフィーチャを表示する場合に生成されます。

オフセット断面ビューの例

位置合わせ: 切断平面が平行でない 2 つの平面に沿って図面ビュー全体を通過するときに生成されます。

整列断面図の例

関連付け

親ビューを移動すると、断面線も移動します。

断面線を調整すると、断面ビューも自動的に更新されます。

断面ビューを削除すると、断面線および断面ビュー ラベルも削除されます。

断面線を削除すると、断面ビューおよび断面ビュー ラベルも削除されます。

断面ビュー ラベルを削除しても、断面ビューと断面線の両方がシート上に残ります。

位置合わせ拘束

断面ビューを配置すると、その位置が断面ビューと断面線との間に拘束されます。そのため断面ビューでは、親ビューとの直線的な位置合わせが維持されます。ほとんどの断面ビューでは、位置合わせ拘束は水平方向または垂直方向の位置合わせです。

注: 位置合わせ拘束のオンとオフを切り替えるには、Shift キーを押します。

ASME 規格と ISO 規格

図面を初めて作成する場合、断面ビュー スタイルは、[図面]作業スペース基本設定で設定された図面規格(ASME または ISO)によって決定されます。