障害物ジオメトリ

障害物ジオメトリは、デザイン スペースのジオメトリ タイプの 1 つです。デザイン内で除外するスペースを表す障害物ジオメトリをボディに割り当てます。

障害物ジオメトリが割り当てられるボディは、キャンバスに赤色で表示されます。結果の生成時にマテリアルが作成されない空の空間を表します。

モデル内に障害物ジオメトリ ボディがなくても結果を生成できます。

障害物ジオメトリを割り当てる

[障害物ジオメトリ] を使用して、このジオメトリ タイプを割り当てます。これには[ジェネレーティブ デザイン]ツールバーの[デザイン スペース]パネルからアクセスします。

デザイン内に回避するスペースがある場合は、それを表すボディを作成します。[ジェネレーティブ デザイン]ツールバーの[モデルを編集]パネルでツールを使用します。次に、障害物ジオメトリをボディに割り当てます。

モデル内に障害物ジオメトリが必要になる理由

• デザインを他のオブジェクトにアタッチする場合は、障害物ジオメトリを使用して、デザインが他のオブジェクトまで延長されず、干渉がないようにします。
• デザインにアタッチするオブジェクトが移動する場合は、障害物ジオメトリを使用して、このモーションの範囲を表します。たとえば、自転車のフレームのデザイン課題を設定する場合、移動するペダルや回転する前輪と衝突する可能性のあるマテリアルを作成しないようにする必要があります。
• 接続点で障害物ジオメトリを使用します。たとえば、ボルト型コネクタで次のように障害物ジオメトリを使用します。
  • ボルト穴がマテリアルに干渉しないようにする。
  • 移動の範囲を指定して、ボルトを穴へ干渉せずに取り付けられるようにする。
    
    ボルトを所定の位置に配置するための障害物ジオメトリのみを定義した場合、ジェネレーティブ デザインによってボルトの上部をおおうマテリアルが作成される可能性があります。その場合、ボルトをねじ込むことができません。

例 1

このホイール キャスタの場合、障害物ジオメトリ(赤色)をボディに割り当てて、結果の生成時にマテリアルを配置しない空の空間を表します。

例 2

この例では、ホイールのスペースとマテリアルが干渉しないようにするための障害物ジオメトリを使用していません。その結果、生成されたデザインはこのスペース内に進入しています。

ジェネレーティブ デザインの障害物ジオメトリ - 時間: 03:12