プロジェクトを転送する
プロジェクト管理者は、プロジェクトを別のハブに転送することができます。たとえば、新しいチームや別のチームがプロジェクトでの作業を行う場合などです。このためには、Fusion Web クライアント を使用します。
開始する前に知っておくべきこと
プロジェクトの転送はサポートされていません
- コンフィギュレーションを伴うプロジェクト
- Fusion Manage Extension プロジェクト
フォルダレベル プロジェクトの転送に関する注記
- フォルダレベル プロジェクトのメンバーおよびグループは転送されません。プロジェクトの転送後は、メンバーをプロジェクトに再招待する必要があります。
- 既定で、プロジェクト管理者は転送後にプロジェクト マネージャになります。ただし、そのユーザが既に転送先のハブの管理者またはシステム管理者である場合は、そのロールが保持されます。
一般的な転送に関する注記
転送元ハブからプロジェクトを転送するには、転送元ハブの管理者である必要があります。
転送先ハブのメンバーである必要があります。プロジェクト投稿者による転送先プロジェクトへのアクセス権だけでは十分ではありません。
これからプロジェクトを転送するので、作業内容を保存し、転送中にプロジェクト データを使用しないようにする必要があるとプロジェクト メンバーに伝えます。
転送されたプロジェクトの名前は保持され、新しいハブに移動されます。古いハブではアクセスできなくなります。
Wiki ページは転送され、フォルダの権限に関係なく、プロジェクトのすべてのメンバーがアクセスできるようになります。
プロジェクトにサードパーティ製アプリを使用して作成されたデータが含まれている場合は、転送先のハブを同じサードパーティ製アプリに接続していることを確認してください。これは、転送前または転送後のどちらでも実行できます。
ソース プロジェクトへの共有リンクは廃止されました。新しく転送されたプロジェクトへのリンクを使用して、再共有する必要があります。
以下の例外を除き、その他すべてのデータが転送されます。
- オフラインで進行中の変更
- 削除されてごみ箱に入ったデータ。このデータを転送する場合は、転送前に復元してください。
転送を開始する
Fusion Web クライアント で、ブラウザの左上隅にある Fusion のアイコン
をクリックして、ハブのプロジェクト リストを表示します。転送するプロジェクトを含む行の右端にポインタを置き、
をクリックします。
ドロップダウン メニューから[転送]を選択し、[プロジェクトを転送]ダイアログ ボックスを開きます。
必要条件の情報を読み、[続行]をクリックします。
転送先を指定するよう求めるプロンプトが表示されたら、ドロップダウン メニューから転送先のハブを選択し、[続行]をクリックします。
確認のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックして確認し、[OK]をクリックして[プロジェクトを転送]ダイアログ ボックスを閉じます。
転送のステータスを確認するには、Fusion Web クライアント ウィンドウの右上にある[ジョブ ステータス]をクリックします。
他のプロジェクトを転送する場合は、これらの手順を繰り返します。
転送が完了するまで待機してから別の転送を開始する必要はありません。
転送後、他のコンポーネントまたはデザインへの参照に関する警告が表示された場合は、次の手順でそれらを解決できます。
参照データを転送する
別のアセンブリまたはデザインを参照するプロジェクトを転送しても、それらのアセンブリまたはデザインは自動的には転送されません。参照は引き続き機能しますが、参照されるデータは読み取り専用になります。これらの手順を実行しないと、転送先プロジェクトからこのデータに変更を加えることはできません。
再度、Fusion Web クライアント で、ブラウザの左上隅にある Fusion のアイコン
をクリックして、転送元ハブのプロジェクト リストを表示します。参照されているすべてのプロジェクトを、最初のアセンブリを転送したのと同じ転送先ハブに転送します。
Fusion Web クライアント の右上で、プロファイル アイコンをクリックし、転送先ハブを選択して切り替えます。
すべてのプロジェクトが転送先ハブに正常に転送されたことを確認します。
Fusion で、最初に転送したプロジェクトを開き、重要ではない小さい変更(コンポーネントの非表示や再表示など)を加えて保存します。
これにより、プロジェクトのすべての[使用]および[使用先]データが更新されます。これを行うまで、転送されたプロジェクトの[使用]と[使用先]には情報が表示されません。
注: これにより、プロジェクトのバージョンが増分されます。
転送されたプロジェクトによって参照されるすべての図面に対して、上記の手順を繰り返します。
これで、転送されたアセンブリで通常どおりに作業できるようになります。
転送しないデータへの参照を置き換える
前の手順では、プライマリ アセンブリによって参照されるデータを転送する方法について説明しました。ただし、このデータを転送元ハブから転送しないことが望ましい場合があります。この問題を回避するには、参照先のデータの新しいコピーを転送先ハブに保存し、元のコピーの代わりにこのコピーを参照します。
Fusion で、新しく転送されたプロジェクトを開きます。
ブラウザで、転送しない参照アイテムを右クリックし、[開く]を選択します。
[ファイル] > [名前を付けて保存]をクリックし、プライマリ アセンブリが保存されているハブのプロジェクトにアイテムのコピーを保存します。
省略可能: 保存するときに、このコピーを識別しやすいように名前を変更します。
新しく転送したプロジェクトに戻ります。
ブラウザで、転送しない参照アイテムを再び右クリックし、[コンポーネントを置換]を選択します。
表示される警告ダイアログで、[続行]をクリックします。
[コンポーネントを置換]ダイアログ ボックスで、保存したコピーに移動し、[置換]をクリックします。
転送しない他の参照アイテムに対して、これらの手順を繰り返します。
ヒント: または、転送元ハブで Fusion Web クライアント を使用してコンポーネントをプロジェクトにコピーし、そのプロジェクトを転送先ハブに転送してから、プライマリ アセンブリのコンポーネントを置き換えます。プライマリ アセンブリを保存します。