[干渉]のリファレンス
[干渉]は、選択したコンポーネントまたはボディの解析で得られた各干渉に関する情報が表示されます。
[デザイン]または[シミュレーション] > [検査] > [干渉] 
[干渉] ツールは、2 つ以上のボディまたはコンポーネントを持つモデルにのみ適用できます。ツールの機能は、モデルのタイプ(マルチ コンポーネントあり、またはなし)、モデリング モード(ダイレクトまたはパラメトリック)、およびツールを使用する作業スペースによって異なります。
[干渉] ツールを使用すると、ボディ間やコンポーネント間で材料が重なり合っている体積部分を検出できます。場合によっては、このツールで干渉を除去することもできます。詳細については、このページの「干渉を除去する方法(サポートされている場合)」を参照してください。
[干渉の解析結果]ダイアログ ボックスの例
[干渉の解析結果]ダイアログ ボックスは、[計算] (このページの最初の手順の手順 4)をクリックした後に表示されます。
例 1
条件:
- パラメトリック モデリング モード([デザイン]作業スペースの[ソリッド]タブか[サーフェス]タブ、または[フォーム]コンテキスト環境)。
- モデルには、ボディ間およびコンポーネント間の両方の干渉が含まれています。
- モデルには、一致した面のグループが 1* *つあります([一致した面を含める]オプションが有効)。

- [グループ 1]は、モデルのコンポーネント 2 とコンポーネント 3 の間にある 13.174 mm3 の干渉体積を示しています。
- [グループ 2]は、モデルのコンポーネント 1 のボディ 1 とボディ 2 の間にある 13.174 mm3 の干渉体積を示しています。
- [グループ 3]は、コンポーネント 4 とコンポーネント 5 の間にある一致した面を示しています(ハイライト表示がなく、体積がゼロであり、薄い灰色のコンポーネント名で示されています)。
- [ボリュームを削除]列は含まれていません。指定した条件では、干渉の検出はできますが修正はできません。
例 2
ダイレクトまたはパラメトリック モデリング モード([シミュレーション]作業スペースの[単純化]コンテキスト環境)、または、ダイレクト モデリング モード([デザイン]作業スペースの[ソリッド]タブか[サーフェス]タブ、または[フォーム]コンテキスト環境)。
注: [シミュレーション]作業スペースの[単純化]コンテキスト環境で行われる変更は、ジオメトリの作成に使用したモデリング モードに関係なく、すべてパラメトリックになります。
モデルには、ボディ間およびコンポーネント間の両方の干渉が含まれています。
モデルには、一致した面のグループが 1 つあります([一致した面を含める]オプションが有効)。

次のリストは、例 2 の[干渉の解析結果]表の内容をまとめたものです。
- [グループ 1]は、モデルのコンポーネント 2 とコンポーネント 3 の間にある 13.174 mm3 の干渉体積を示しています。
- [グループ 2]は、モデルのコンポーネント 1 のボディ 1 とボディ 2 の間にある 13.174 mm3 の干渉体積を示しています。
- [グループ 3]は、コンポーネント 4 とコンポーネント 5 の間にある一致した面を示しています(ハイライト表示がなく、体積がゼロであり、薄い灰色のコンポーネント名で示されています)。
- [ボリュームを削除]列は表示され、すべてのグループが既定でアクティブ化されています。[OK]をクリックすると、各グループのターゲット(切り取り)のコンポーネントまたはボディから干渉体積が除去されます。([グループ 1]に対しては[ボリュームを削除]オプションは効果がありません。これは、一致した面の干渉体積がゼロだからです)。
- 必要に応じて、入れ替えボタン(
)をクリックして、ターゲット(切り取り)コンポーネントとツール(保持)コンポーネントを入れ替えます。