Fusion パラメータ

[パラメータを変更]ツールを使用すると、Fusion デザインの主要な寸法、数量、その他の側面を決定するパラメトリック方程式を作成できます。

[デザイン] > [修正] > [パラメータを変更] パラメータを変更のアイコン

Fusion はパラメトリック モデリング プログラムであり、[パラメータを変更]ツールの使用により、デザインのさまざまな側面を 1 箇所で管理することができます。

パラメータのタイプ

パラメータには次の 2 つのタイプがあります。

お気に入りのパラメータ

ユーザやモデルのパラメータをお気に入りに登録することで、簡単にアクセスできるようになります。[お気に入り] お気に入りパラメータのアイコンは、パラメータ テーブルの上部に一覧表示されます。

モデリング ワークフロー中にモデル パラメータを作成して名前を付けると、Fusion によって自動的に[お気に入り] ユーザ パラメータのアイコン に追加され、[パラメータ]ダイアログで簡単に見つけることができます。

パラメータをフィルターする

[パラメータ]ダイアログ上部のフィルターをクリックして、パラメータのリストをフィルターします:

パラメータを並べ替える

パラメータのリストは、さまざまな方法で並べ替えることができます。

パラメータをアスペクトで並べ替えるには、列見出しをクリックします。

ダイアログ ボックスの上部で、[タイムライン順に並べ替え]パラメータの変更アイコンをクリックして、パラメータのリストをタイムラインで作成した順に並べ替えます。

パラメータを編集する

パラメータを編集すると、デザイン内でそのパラメータが参照されているすべての場所で自動的に更新されます。たとえば、パラメータ名を更新すると、それを参照するすべての式で更新されます。

ユーザ パラメータをインポートおよびエクスポートする

[パラメータをエクスポート] パラメータをエクスポートのアイコン を使用して、[ユーザ パラメータ]ユーザ パラメータ アイコンを CSV ファイルとして保存し、外部テーブル エディタで編集し、[パラメータをインポート] パラメータをインポートのアイコン を使用して、Fusion デザインに再度読み込んで戻すことができます。

パラメータ CSV ファイルを編集する場合は、次の点を確認します:

表の例:

名前 単位 コメント お気に入り
Parameter_1_name インチ .75 .75 in 合板の厚み true
Parameter_2_name インチ 10 10 in キャビネットの幅 false
Parameter_3_name インチ Parameter_2_name*2 20 in キャビネットの高さ false
Parameter_4_name インチ 12 12 in キャビネットの奥行き false
ヒント: 外部テーブル エディタでテンプレートとして使用するユーザ パラメータのセットをエクスポートします。

自動更新

[自動更新]は既定でオンになっており、パラメータを編集するとデザインがバックグラウンドで自動的に更新されます。これにより、編集時に変更がデザインにどのような影響を与えるかをリアルタイムで確認できます。

[自動更新]を無効にすると、更新を一時停止して計算時間を短縮することができます。

参照パラメータ

異なるモデリング ツールで値を指定する際、互換性のある値フィールド内をクリックして入力を開始すると、Fusion によりパラメータが自動的に提案されます。

以下のように、ダイアログを設定します。

ダイアログでのお気に入りのパラメータの例

キャンバス内:

キャンバスでのお気に入りのパラメータの例

方程式

パラメータの値を計算するための式を記述することができます。式では、次のことができます。

論理演算子(Logical operators)

if 関数で使用される式で論理演算子を使用して、値の設定をコントロールできます。

操作 構文 結果
最大値 > Height > Width 高さが幅よりも大きくなっています。
[より小さい] < Height < Width 幅より小さい高さです。
以上 >= Height >= Width 高さが幅より大きいか等しいです。
以下 <= Height <= Width 高さが幅と同じかそれ以下です。
等しい == Height == Width 幅と等しい高さです。
等しくない <> Height <> Width 高さが幅と等しくありません。

if 関数には 3 つの引数が必要です。

  1. 論理式
  2. 結果が true の場合の式
  3. 結果が false の場合の式

結果は true または false です。関数は入れ子にすることができるので、if 関数の 2 番目または 3 番目の引数を別のif 関数にすることができます。これを使用して、and if/else または if/else 構造を作成できます。

たとえば、本棚の棚の数に式を指定できます。

`if(BookShelfHeight <= 500 mm; 2; (if(BookShelfHeight >= 1200 mm; 4; 3)))`

結果: 本棚の高さが 500 mm 以下の場合、棚は 2 つあります。本棚の高さが 500 mm から 1200 mm の間の場合、棚は 3 つあります。本棚の高さが 1200 mm より大きい場合は、4 つの棚があります。

パラメトリック テキスト

スケッチ、フィーチャ、およびコンフィギュレーションでパラメータとしてテキストを参照できます。

作成するには:

使い方:

例 1: 'Example text' 例 2: 'Example text' + ExistingTextParameter1 例 3: ExistingTextParameter1 + ExistingTextParameter2