アクティビティ 3: 先端を長くして解析を再実行する
このアクティビティでは、振動周波数を低くするために音叉の先端を長くすることが明らかに必要なため、製造用モデルで 5 mm 長くします。シミュレーション モデルで行った変更は製造用モデルには影響しないため、作業スペースを変更する必要があります。これを実現するには、以下を行います。
- [デザイン]作業スペースに切り替えます。
- [プレス/プル]コマンドを使用して、製造用モデルの先端を 5 mm 長くします。
- 基本的な振動モードでの修正した音叉の固有振動数を確認します

元の音叉の振動周波数(左)と修正された音叉の振動周波数(右)。
前提条件
手順
ツールバーの上部左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューから[デザイン]作業スペースにアクセスします。
![[デザイン]作業スペースにアクセスする](../images/menu/tt-workspace-design.png)
音叉の先端を 5 mm 長くします。
- 一方の先端の終端面をクリックして選択します。
- [Ctrl]キーを押しながら、他方の先端の終端面をクリックしてこれも選択します。

- モデリングのキャンバスで右クリックし、マーキング メニューから
[プレス/プル]を選択します。
モデル上に矢印が表示され、モデルのキャンバスに数値入力フィールドが表示されます。矢印が外側に向いている必要があります。正の値は、先端の長さが長くなり、負の値は短くなります。
- 数値入力フィールドに 5 mm と入力し、[Enter]を押してコマンドを確定し、ダイアログを閉じます。
音叉の先端の長さが 75 mm になっていることを確認し、スタディを保存します。
([デザイン]作業スペース > [ソリッド]タブ > [検査]パネル > [計測])をクリックして、[計測]ダイアログを開きます。
- いずれかの先端の長いエッジの 1 つをクリックして、長さを確認します。
[計測]ダイアログで、[選択 1]の[長さ]は 75.00 mm に等しいはずです。音叉での曲げの中心線は Y = 0 の位置になります。曲げの中心線からの先端の元の長さは 70.00 mm です。長さに 5 mm を追加したため、75.00 mm が正しい計測値です。
- [計測]ダイアログで[閉じる]をクリックします。
- 修正したモデルを保存するには、クイック アクセス ツールバーで
[保存]をクリックします。
- わかりやすい名前を入力し、[OK]をクリックして変更内容を保存します。
注: 製造用基本モデルに加えた変更は、既存のすべてのシミュレーション モデルに複製されます。
新しい音叉の長さに対して、シミュレーションを再度実行します。
- ツールバーの左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューから[シミュレーション]を選択します。
音叉の先端の長さが現在は 75 mm になっているため、既存の結果にモデル設定が反映されていないことを示す警告が表示されることに注目してください。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [解析]パネル > [解析])をクリックして、[解析]ダイアログを開きます。
- [解析]をクリックします。
基本的な振動モードでの修正した音叉の固有振動数が 418 Hz であることを確認します。
- プロットの凡例の横にある[モード]ドロップダウン リストから[モード 7]を選択します。

- プロットの凡例の横にある[モード]ドロップダウン リストで、[モード 7]の横にある周波数に注意してください。
このモードの周波数は、目標にしていた周波数の 418 Hz です。
([シミュレーション]作業スペース > [結果]タブ > [結果を完了]パネル > [結果を完了])をクリックして、[設定]タブに戻ります。
アクティビティ 3 のサマリー
このアクティビティでは、製造用モデルで音叉の先端を長くして、振動周波数を低くしました。先端を長くするために、
- [デザイン]作業スペースに切り替えました
- 製造用モデルの先端を 5 mm 長くしました
- 修正した音叉の固有振動数が 418 Hz であることを確認しました