アクティビティ 1: 新しい構造座屈解析を設定する
このアクティビティでは、新しいスタディ、[スタディ 1 - 構造座屈]を作成し、材料を選択して、荷重下で座屈に耐えるために十分な強度があるかどうかを判別します。座屈の変位形状は振動モードに基づいています。スタディを設定するために、次のことを行います。
注: シミュレーションの単位は[デザイン]作業スペースに指定されている単位に依存しません。

モデルを最初にインポートしたときのブラウザ(左)。新しい構造座屈スタディを作成した後のブラウザ(右)。
前提条件
- Fusion が起動している。
- データ ファイルの場所: [サンプル] > [基本トレーニング] > [11 - シミュレーション] > [塑性テーブル]。
手順
開始形状モデル[塑性テーブル]を[Z (上方向)]でデータ パネルの[基本トレーニング]フォルダから開きます。
- データ パネルが現在表示されていない場合は、画面上部の
[データ パネルを表示]をクリックします。
- データ パネルの最上位レベル(ホーム ビュー)は、[すべてのプロジェクト]と[サンプル]の 2 つのサブセクションに分かれています。[サンプル]に到達するまでスクロールダウンします。
- [基本トレーニング]フォルダをダブルクリックして開きます。
- [11 - シミュレーション]フォルダをダブルクリックして開きます。
- [塑性テーブル]モデルをダブルクリックしてキャンバス内に開きます。
注: サンプル モデルは読み取り専用です。パーソナル プロジェクトにモデルのコピーを保存する必要があります。
開始形状モデルを保存するパーソナル プロジェクトを指定します。
([ファイル] > [名前を付けて保存])をクリックします。
- 名前フィールドに 塑性テーブルなどの名前を入力します。
- [場所]フィールドの横にある矢印ボタンを展開します。
- 既存のプロジェクトを特定してクリックするか、[新規プロジェクト]をクリックして新しいプロジェクトを開始します。
開始形状モデルを保存するフォルダを特定または作成します。
- プロジェクト内のフォルダをダブルクリックして選択するか、新しいフォルダを作成します。
- 新しいフォルダを作成するには、[新規フォルダ]をクリックします。
- フォルダに対して 塑性テーブルなどの名前を入力します。
- [Enter]を押します。
- フォルダをダブルクリックして、現在のファイルの保存場所にします。
- [保存]をクリックします。
新しい構造座屈シミュレーション スタディを作成します。
- ツールバーの上部左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューをクリックし、[シミュレーション]を選択します。
![[シミュレーション]作業スペース](../images/tutorial/1-2-sim-workspace.png)
- [新規スタディ]ダイアログ ボックスで、
[構造座屈]を選択します。
[モード数]が 3 であることを確認します。通常は既定の 3 で十分です。
- 大きいサムネイル イメージの右上隅にある
[設定]アイコンをクリックして、[設定]ダイアログにアクセスします。

[一般]設定が最初に表示されます。
- [一般]設定で、[モード数]が 3 に設定されていることを確認します。
- [戻る]をクリックして[新規スタディ]ダイアログに戻ります。
- [新規スタディ]ダイアログで、[スタディを作成]をクリックしてスタディを作成し、ダイアログを閉じます。
既定の単位系を[米国(インチ)]に変更します。
- ブラウザで、
[単位: カスタム]の上にカーソルを合わせてから、
[編集]をクリックします。
- [単位設定]ダイアログで、[米国(インチ)]を[既定の単位セット]ドロップダウン リストから選択します。
- [OK]をクリックして変更内容を確定し、ダイアログを閉じます。
塑性テーブルの材料を[プラスティック]に変更します。
注: Fusion の他の作業スペースで定義された材料は、[シミュレーション]作業スペースに自動的に適用されます。構造座屈解析の場合、材料は線形プロパティを持っている必要があります。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [マテリアル]パネル > [スタディ マテリアル])をクリックして、[スタディ マテリアル]ダイアログを開きます。
- [スタディ マテリアル]ダイアログで左下隅の[すべて選択]をクリックして、すべてのコンポーネントを選択します。
- いずれかのドロップダウン メニューで[スタディ マテリアル]を[プラスティック]に変更します。
- [OK]をクリックして、[スタディ マテリアル]ダイアログを閉じます。
アクティビティ 1 のサマリー
このアクティビティでは、構造座屈シミュレーション スタディを作成し、適用された荷重下で座屈に耐えるために十分な強度がプラスチックにあるかどうかを判別しました。スタディのパラメータを定義するために、次のことを行いました。
- 振動モードの数を 3 に設定
- 目的の単位系の選択
- モデルの材料をプラスチックに変更。