アクティビティ 1: 新しいモード周波数解析を設定する
このアクティビティでは、新しいスタディ、[スタディ 1 - モード周波数]を作成し、音叉の最初の基本となる振動モードの周波数(音程)を特定します。スタディを設定するために、次のことを行います。
- モード数の設定
- メッシュ サイズの定義
- 目的の単位系の選択
- モデルの材料が適切に割り当てられていることの確認。既定では、シミュレーション スタディの材料は[デザイン]作業スペースで定義されている材料と同じものになります。
注: シミュレーションの単位は[デザイン]作業スペースに指定されている単位に依存しません。

モデルを最初にインポートしたときのブラウザ(左)。新しいモード周波数スタディを作成した後のブラウザ(右)。
前提条件
- Fusion が起動している
- データ ファイルの場所: [サンプル] > [基本トレーニング] > [11 - シミュレーション] > [音叉 – A4]
手順
開始形状モデル[音叉 – A4]を[Z (上方向)]でデータ パネルの[基本トレーニング]フォルダから開きます。
- データ パネルが現在表示されていない場合は、画面上部の
[データ パネルを表示]をクリックします。
- データ パネルの最上位レベル(ホーム ビュー)は、[すべてのプロジェクト]と[サンプル]の 2 つのサブセクションに分かれています。[サンプル]に到達するまでスクロールダウンします。
- [基本トレーニング]フォルダをダブルクリックして開きます。
- [11 - シミュレーション]フォルダをダブルクリックして開きます。
- [音叉 – A4]モデルをダブルクリックしてキャンバス内に開きます。
注: サンプル モデルは読み取り専用です。パーソナル プロジェクトにモデルのコピーを保存する必要があります。
開始形状モデルを保存するパーソナル プロジェクトを指定します。
([ファイル] > [名前を付けて保存])をクリックします。
- 名前フィールドに音叉 – A4 などの名前を入力します。
- [場所]フィールドの横にある矢印ボタンを展開します。
- 既存のプロジェクトを特定してクリックするか、[新規プロジェクト]をクリックして新しいプロジェクトを開始します。
開始形状モデルを保存するフォルダを特定または作成します。
- プロジェクト内のフォルダをダブルクリックして選択するか、新しいフォルダを作成します。
- 新しいフォルダを作成するには、[新規フォルダ]をクリックします。
- フォルダに対して音叉 – A4 などの名前を入力します。
- [Enter]を押します。
- フォルダをダブルクリックして、現在のファイルの保存場所にします。
- [保存]をクリックします。
新しいモード周波数シミュレーション スタディを作成します。
- ツールバーの上部左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューをクリックし、[シミュレーション]を選択します。
![[シミュレーション]作業スペース](../images/tutorial/1-2-sim-workspace.png)
- [新規スタディ]ダイアログ ボックスで
[モード周波数]を選択します。
[モード数]を 12、メッシュ サイズを 1.2 mm に設定します。
- 大きいサムネイル イメージの右上隅にある
[設定]アイコンをクリックして、[設定]ダイアログにアクセスします。

[一般]設定が最初に表示されます。
- [一般]設定で、アクティブな[モード数]の下の入力フィールドに 12 と入力します。
- ダイアログの左フレームにある[メッシュ]を選択し、メッシュ設定を表示します。
- [絶対サイズ]をクリックし、入力フィールドに 1.2 mm と入力します。
- [戻る]をクリックすると、変更が適用されます。
- [新規スタディ]ダイアログで、[スタディを作成]をクリックしてスタディを作成し、ダイアログを閉じます。
既定の単位系を[メートル法(SI)]に変更します。
- ブラウザで、
[単位: カスタム]の上にカーソルを合わせてから、
[編集]をクリックします。
- [単位の設定]ダイアログで、[既定の単位セット]ドロップダウン リストから[メートル法(SI)]を選択します。
- [OK]をクリックして変更内容を確定し、ダイアログを閉じます。
音叉の材料が[ステンレス鋼 AISI 304]であることを確認します。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [マテリアル]パネル > [スタディ マテリアル])をクリックして、[スタディ マテリアル]ダイアログを開きます。
- [スタディ マテリアル]ダイアログで、[スタディ マテリアル]列が次のように定義されていることを確認します。
- [A4 音叉(440 Hz)]: (モデルと同じ)または[ステンレス鋼 AISI 304]
これ以外の場合は、ドロップダウン リストから正しい材料を選択します。
- [OK]をクリックして、[スタディ マテリアル]ダイアログを閉じます。
アクティビティ 1 のサマリー
このアクティビティでは、モード周波数シミュレーション スタディを作成し、修正されていない音叉の最初の基本となる振動モードの周波数を特定しました。スタディのパラメータを定義するために、次のことを行いました。
- モード数の設定
- メッシュ サイズの定義
- 目的の単位系の選択
- モデルの材料が適切に割り当てられていることの確認