アクティビティ 5: 静的応力スタディを実行する
シェイプ最適化スタディの目的は、パーツを元の重量の約 40% に低減し、剛性を最大化することにありました。修正されたパーツ シェイプの応力と変位が許容可能であることを確認するために、応力解析をする必要があります。生成されるシェイプの安全係数は 2.0 以上である必要があることを思い出してください。
このアクティビティの内容
- 静的応力スタディを作成します
- 解析を実行します
- [安全率]の結果をレビューして、修正パーツがデザイン要件を満たしていることを確認します。

新しいグリッパー アーム モデル(左)と新しいモデルの静的応力解析の結果(右)。**
前提条件
手順
[スタディ 1 - シェイプ最適化]のクローンを作成し、新しいスタディを静的応力スタディに変更します。
- ツールバーの上部左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューをクリックし、[シミュレーション]を選択します。
このスタディの基礎であるデザイン モデルを変更したため、[メッシュ]と[結果]が最新の状態ではないことに注目してください。
![[シミュレーション]作業スペース](../images/tutorial/1-2-sim-workspace.png)
- ブラウザで[スタディ 1 - シェイプ最適化]を右クリックし、[スタディをクローン化]を選択します。
[スタディ 2 - シェイプ最適化]が作成され、自動的にアクティブなスタディになります。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [管理]パネル > [設定])をクリックして、[設定]ダイアログを開きます。
- [設定]ダイアログ ボックスで、[スタディ タイプ]を[静的応力]に切り替えます。
- [はい]をクリックして変更内容を確定し、警告を閉じます。
- [OK]をクリックすると[設定]ダイアログが閉じ、[静的応力]スタディが作成されます。
スタディを解析します。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [解析]パネル > [解析])をクリックして、[解析]ダイアログを開きます。
- [シミュレーション モデル 1 - スタディ 2 - 静的応力]が選択されていることを確認します。
- [解析]をクリックして解析を開始し、[解析]ダイアログを閉じます。
- 解析が完了したら、[閉じる]をクリックして[ジョブ ステータス]ダイアログを閉じます。
結果をレビューして、修正パーツがデザイン要件を満たしていることを確認します。結果は次の図のようになりますが、実際にスケッチした閉じたスプラインのシェイプによって多少異なります。
- 最小安全率を確認します。まだ表示されていない場合は、
([シミュレーション]作業スペース > [結果]タブ > [検査]パネル > [最小/最大を表示])をクリックします。
- 最小安全率が < 2 の場合は、[デザイン]作業スペースに戻り、ブラウザから[押し出し]操作を削除し、アクティビティ 4 を手順 2 から繰り返します。
注: 今回は、材料をカットしすぎないように注意します。
![[シミュレーション]作業スペース](../images/tutorial/6-5-bad-min-safety.png)
- 最小安全率が > 2 の場合は、モデルはデザイン要件を満たしており、製造することができます。
![[シミュレーション]作業スペース](../images/tutorial/6-5-static-stress-result.png)
アクティビティ 5 のサマリー
このアクティビティの内容
- 静的応力スタディを作成しました
- 解析を実行しました
- [安全率]の結果をレビューして、修正パーツがデザイン要件を満たしていることを確認しました。