構造解析シミュレーション
シミュレーションでは物理系の数学的表現が使用されます。シミュレーション ワークフローは以下のフェーズで構成されます。
- 解析のためにパーツまたはアセンブリを作成または Fusion にインポートする。
- [シミュレーション]作業スペースに切り替えて、スタディ タイプを選択する。
- スタディの設定を修正する。
- 特にシミュレーションの目的で、モデルの単純化または修正を行う(このページの「シミュレーション モデルを理解する」を参照してください。)
- 材料特性を定義する
- 境界条件(荷重、支持物)の適用、接触条件の定義、メッシュ生成: このプロセスは、材料の定義とともに、シミュレーションの設定フェーズとなります(前処理とも呼ばれます)。
- モデルのエッジ、面、または頂点に構造拘束を適用するには、[構造拘束]コマンドを使用します。これらの拘束によって、モデルの変位が制限されます。拘束は、熱解析には適用できません。構造解析では、さまざまな移動拘束(固定、ピン、摩擦なし)や強制変位がサポートされています。
- さまざまな構造荷重条件または熱荷重条件を適用するには、[構造荷重]または[熱荷重]コマンドを使用します。使用可能な荷重はスタディ タイプによって異なります。たとえば、構造解析では、支持力、モーメント、静水圧力、重力などがサポートされています。熱解析では、温度、熱伝達、内部発熱などがサポートされています。
- モデルのパーツ間の接触を自動または手動で定義します。また、単一パーツ内の自己接触(つまり、同一パーツのエッジまたは面の間の接触)を定義することもできます。詳細については、「接触」のページとそのサブページを参照してください。
- [点質量] (手動)荷重を追加してモデル内に含まれていないコンポーネントの重量をシミュレーションする。
- 解析を単純化するため、モデル内のボディを等価の[点質量(自動)]荷重に自動的に置き換える。
- デザインの数学的表現の解析: 古典的な工学的方程式では、複雑なジオメトリおよび荷重または条件の場合に結果を得ることが困難または不可能になります。しかし、メッシュ作成プロセスを通じて形成される要素は単純な形状であり、個々の挙動を比較的簡単に判断できます。ソルバーは、各要素の挙動をまとめ、連立代数方程式を解くことで、物理系全体の性能を予測します。
- 結果の確認: 解析結果を調べることを、結果の評価または後処理と呼びます。