アダプティブ メッシュ リファインメントを適用する

アダプティブ メッシュ リファインメントは、ローカル メッシュ リファインメントを自動的に適用する方法です。このオプションは、次のスタディ タイプで利用できます。

  1. 設定のアイコン ([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [管理]パネル > [設定])をクリックして、[設定]ダイアログを開きます。

  2. [設定]ダイアログで、左側の列から[アダプティブ メッシュ リファインメント]を選択して、右側の列の[アダプティブ メッシュ リファインメント]設定にアクセスします。

  3. スライダを動かして、適切なレベルのアダプティブ メッシュ リファインメントを有効にします。次のオプションを利用できます。

    • [なし]: アダプティブ メッシュ リファインメントを無効にします。これが既定の設定です。
    • [低]、[中]、または[高]: リファインメントのレベルを高くすると、プリセット設定に次の効果が生じます。
      • [メッシュ リファインメントの最大数]が大きくなります。
      • [結果の収束許容差]が小さくなります。
      • [リファインする要素の部分比率]が大きくなります。
    • [カスタム]: ダイアログで個別の入力フィールドがアクティブになるため、独自のカスタム リファインメントの設定を指定できます。
  4. [OK]をクリックして変更内容を確定し、ダイアログを閉じます。

リファインメント設定

リファインメント設定 アクション スタディ タイプ
[メッシュ リファインメントの最大数] 解析時間が長くなりすぎないようにするために、プログラムが実行するメッシュ リファインメントおよび解析の反復の最大数を設定します。通常、8 未満のリファインメント ステップで適切な結果が得られます。 すべて
結果の収束許容差(%) % 単位の許容値を設定すると、その値を下回るとそれ以上の微調整は行われません。値が小さいほど、結果はより高精度となりますが、解析時間は長くなります。

重要: [メッシュ リファインメントの最大数][結果の収束許容差(%)]より優先されます。
すべて
[リファインする要素の部分比率(%)] 調整する要素の % を設定します。これは、モデルの重要な領域にある要素を参照します。例えば、5% では、重要な結果に関して上位 5% の要素のみがリファインされます。 - 静的応力 - 熱 - 熱応力
モード周波数 リファインメント プロセスのベースとしてどの振動モードが使用されるかを指定します。 モード周波数
[並列寸法の精度の結果] ドロップダウン リストからオプションを選択します。オプションはスタディ タイプによって異なります。

- [von Mises 応力]: このオプションは、メッシュ/結果精度の評価に使用する既定のオプションです。von Mises 応力は、各反復で比較されます。このオプションは、破損基準としての材料の降伏強度に対して等価応力を比較する場合に適しています。

- [第 1 主応力]: 第 1 主応力をメッシュ/結果精度評価のベースにするには、このオプションを選択します。このオプションは、破損基準として主応力を材料の最大引張強度と比較するときに、主要応力が引っ張り(正の値)である場合に適しています。

- [第 3 主応力]: 第 3 主応力をメッシュ/結果精度評価のベースにするには、このオプションを選択します。このオプションは、破損基準として主応力を材料の最大引張強度と比較するときに、主要応力が圧縮(負の値)である場合に適しています。

- [変位、合計]: 全変位をメッシュ/結果精度評価のベースにするには、このオプションを選択します。一般的に、変位の結果は応力結果よりもより簡単に収束します。反復間の応力の比較はより控え目です。

- [熱流束]: 熱流束結果をメッシュ/結果精度評価のベースにするには、このオプションを選択します。

- [温度]: 温度をメッシュ/結果精度評価のベースにするには、このオプションを選択します。
- 静的応力 - 熱解析 - 熱応力