アダプティブ メッシュ リファインメントは、次のシミュレーション スタディ タイプの場合に使用できます。
次の 5 つのリファインメント コントロールがあります。
[なし]は、アダプティブ メッシュ リファインメントを無効にします。これが既定の設定です。
[低]、[中]、[高]: リファインメントのレベルを高くすると、プリセット設定に対して次のような調整が行われます。
[カスタム]は、ダイアログで個別の入力フィールドがアクティブになるため、独自のカスタム リファインメントの設定を指定できます。
[メッシュ リファインメントの最大数]は、プログラムが試行できるメッシュ リファインメントおよび解析反復の最大数です。このリファインメント パス数に達すると、解析フェーズが終了します(結果が希望の精度に達しているかどうかには関係しません)。このオプションにより、モデルが発散または不安定な結果となる過剰に長い時間の実行を防ぐことができます。また解析時間は、極端な数の要素が生成されるポイントにメッシュがリファインされる場合に非常に長くなります。ほとんどの場合、良い結果はリファインメントのステップ数が妥当(例えば 8 未満)である場合に達成されます。
2 つの連続する反復間の結果の変化の % 値が[結果の収束許容差]以下になると、結果は許容できるとみなされます。これ以上のアダプティブ メッシュ リファインメントまたは解析の反復は実行されません。指定されたパーセンテージを超える結果の変化の場合、メッシュがさらにリファインされて解析が再実行されます。値が小さいほど、リファインメント プロセスを完了させるために必要になる結果の精度が高くなります。
リファインメントはモデルの重要な領域(構造解析では、応力が最も高い場所など)で行われます。このオプションは、モデルのリファインされる量をコントロールします。例えば、5% では、重要な結果に関して上位 5% の要素のみがリファインされます。50% に設定すると、要素の半分がリファインされ、100% ではすべての要素がリファインされます。
これは、リファインメント プロセスのベースとしてどの振動モードが使用されるかを指定します。注: このオプションはモード周波数解析にのみ適用可能です。
選択項目は、シミュレーションのタイプによって変わります。この設定は、モード周波数スタディに対してはサポートされません。リファインメント プリセットとカスタムの設定のどちらを使用しているかにかかわらず、収束テストのベースとする目的の結果を指定できます。次に、各オプションについて説明します。
静的応力スタディの場合:
熱解析スタディの場合:
熱応力スタディの場合: この解析タイプの選択は前に一覧表示して定義した[静的応力]および[熱解析]オプションを結合したものです。