アクティビティ 5: さまざまなスタディの結果を比較する

このアクティビティの内容

より厚いリブ

前提条件

アクティビティ 4 を完了していること。

手順

  1. シミュレーション モデル 1 の 2 つのスタディを比較し、射出位置を移動することで結果が改善されたかを確認します。

    1. [設定]タブで、結果のアイコン (\[結果]パネル > \[シミュレーション結果\])をクリックして、[結果]タブに切り替えます。

    2. [結果]タブで、結果のアイコン ([表示]パネル > [結果])をクリックして、標準の結果ブラウザを表示します。

    3. [結果]タブで、比較のアイコン (\[比較]パネル > \[比較\])をクリックして、[比較]タブを開きます。

      注: 既定では 2 つのウィンドウが開きますが、最大 4 つのウィンドウを選択できます。
    4. 左側のウィンドウで、元のモデル 1 スタディ 1 を選択します。右側のウィンドウで、モデル 1、スタディ 2 - 射出位置の移動を選択し、[充填確実性]結果を比較します。

      射出位置を移動すると、リブの充填が少し改善しますが、パーツの遠端の充填が困難になっています。

    5. [射出圧力]結果に切り替えると、新しい射出位置で最大圧力が低下していたことが確認できます。

    6. [反りの許容値]結果に切り替えると、射出圧力の低減に伴い、反りの最大が少し減少していることが確認できます。

    7. [ヒケ深さ]結果に切り替えると、ヒケの最大深さも減少していることが確認できます。

  2. シミュレーション モデル 2 の結果を比較に追加し、肉厚をより均一にすることによってパーツの充填の可能性が改善したかどうかを判定します。

    1. [比較]タブで、比較のアイコン (\[レイアウト]パネル > \[1 つの水平ビューと 2 つの垂直ビュー\])をクリックして、3 番目のウィンドウを追加します。

      3 番目のウィンドウ

    2. 上部ウィンドウで、モデル 1、スタディ 1 に切り替えます。右下のウィンドウで、モデル 2、射出位置の移動に切り替えます。

      注: 結果をより明確に表示するには、モデルの表示エッジを削除します。

      3 番目のウィンドウ

    3. [充填確実性][射出圧力][反りの許容値]、および[品質予測]の結果を順に切り替え、肉厚を修正することで品質予測がさらに改善されることを確認します。

    結果の比較に基づくと、射出位置を移動して肉厚をより均一にすることで結果が改善され、パーツが充填されて高品質なパーツが生成される可能性が高まりました。

    スタディ設定に対して引き続き修正を加えることができます。バランスの良好な充填パターンなどの 1 つの側面を改善するために変更を加えると、それらの変更によって反りなどの他の側面に悪影響が生じる可能性があります。1 つの領域での改善と別の領域での影響とでバランスを取る必要があることに注意してください。

アクティビティ 5 のサマリー

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