タイム エディタ クリップのウェイトをキー設定する

タイム エディタ(Time Editor)の各アニメーション クリップのウェイト(Weight)プロパティは、シーン内でそのアニメーションがどの程度再生されるかを決定します。アニメーション クリップのウェイトにキーフレームを設定することで、クリップのエフェクトを内外にブレンドし、指定された時間でクリップがどの程度結果のアニメーションに影響を与えるかをアニメートできます。異なるトラックにある複数のクリップが、時間的にオーバラップし、同一要素をドライブする場合、相対的なインフルエンスをコントロールするウェイトを設定しながらクリップをミックスできます。このプロパティはトラックのプロパティとして表示され、常に現在の時間のウェイトが反映されます。

クリップのウェイトを調整するときは、他のクリップと比較してそのクリップが結果としてのアニメーションにどれくらいのインフルエンスを持つかをコントロールします。ミックス ウェイトの値が大きいほど、アニメーションに対するクリップの影響が強くなります。

ウェイトがアニメートされるときはウェイト カーブが作成され、他のアニメーションカーブと同様にこれを調整できます。「クリップのウェイトを変更する」を参照してください。

ウェイト カーブがトラック ビューのクリップの上に表示されます。
注: クリップのアニメーションにウェイトを付けるには、複数のトラックにアニメーション クリップが存在している必要があります。
  1. 現在のタイム マーカー(Current Time Marker)インジケータを、キーフレームを設定するアニメーション クリップの時点に移動します。
  2. ウェイト(Weight)フィールドを右クリックし、タイム エディタ ウェイトのコンテキスト メニューからキーの設定(Set Key)を選択します。
  3. 次に、トラックのウェイト(Weight)フィールドにウェイト量を入力します。
  4. キーの設定(Set Key)をもう一度クリックします。
  5. 注: ウェイト値が 0 ~ 1 の範囲を超える場合、ウェイト カーブが点線で表示されます。この範囲外のウェイトも設定できますが、既定ではミックス ウェイトは平均化(正規化)されます。したがって、たとえば、特定のフレームでクリップ A のウェイトを 1、クリップ B のウェイトを 2 に指定した場合、A のインフルエンスは 33% (1 / (1 + 2))、B のインフルエンスは 66% になります。
    注: クリップのウェイトが 0 の場合は、アニメーションは停止します。
  6. クリップのウェイト設定を続行します。
    注: タイム エディタ(Time Editor)でウェイトをキー設定するには、「自動キーを使用する」機能を使用できます。Maya の自動キーのルールに従うには、自動キーを使用する前に、キーがアトリビュートに存在している必要があります。
    ウェイト(Weight)フィールドが赤くなり、既定のアニメーションのウェイトが変更されたことが示されます。アニメーション クリップの赤いカーブが変化を示しています。
    注: 詳細なカーブの編集を行うには、タイム エディタ ウェイトのコンテキスト メニューからグラフ エディタでウェイト カーブを編集(Edit Weight Curve in Graph Editor)を選択します。グラフ エディタ(Graph Editor)を参照してください。