タイム エディタ(Time Editor)の各アニメーション クリップのウェイト(Weight)プロパティは、シーン内でそのアニメーションがどの程度再生されるかを決定します。アニメーション クリップのウェイトにキーフレームを設定することで、クリップのエフェクトを内外にブレンドし、指定された時間でクリップがどの程度結果のアニメーションに影響を与えるかをアニメートできます。異なるトラックにある複数のクリップが、時間的にオーバラップし、同一要素をドライブする場合、相対的なインフルエンスをコントロールするウェイトを設定しながらクリップをミックスできます。このプロパティはトラックのプロパティとして表示され、常に現在の時間のウェイトが反映されます。
クリップのウェイトを調整するときは、他のクリップと比較してそのクリップが結果としてのアニメーションにどれくらいのインフルエンスを持つかをコントロールします。ミックス ウェイトの値が大きいほど、アニメーションに対するクリップの影響が強くなります。
ウェイトがアニメートされるときはウェイト カーブが作成され、他のアニメーションカーブと同様にこれを調整できます。「クリップのウェイトを変更する」を参照してください。
ウェイト カーブがトラック ビューのクリップの上に表示されます。
注: クリップのアニメーションにウェイトを付けるには、複数のトラックにアニメーション クリップが存在している必要があります。
- 現在のタイム マーカー(Current Time Marker)インジケータを、キーフレームを設定するアニメーション クリップの時点に移動します。
- ウェイト(Weight)フィールドを右クリックし、タイム エディタ ウェイトのコンテキスト メニューからキーの設定(Set Key)を選択します。
- 次に、トラックのウェイト(Weight)フィールドにウェイト量を入力します。
- キーの設定(Set Key)をもう一度クリックします。
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注: ウェイト値が 0 ~ 1 の範囲を超える場合、ウェイト カーブが点線で表示されます。この範囲外のウェイトも設定できますが、既定ではミックス ウェイトは平均化(正規化)されます。したがって、たとえば、特定のフレームでクリップ A のウェイトを 1、クリップ B のウェイトを 2 に指定した場合、A のインフルエンスは 33% (1 / (1 + 2))、B のインフルエンスは 66% になります。
注: クリップのウェイトが 0 の場合は、アニメーションは停止します。
- クリップのウェイト設定を続行します。
注: タイム エディタ(Time Editor)でウェイトをキー設定するには、「
自動キーを使用する」機能を使用できます。Maya の自動キーのルールに従うには、自動キーを使用する前に、キーがアトリビュートに存在している必要があります。
ウェイト(Weight)フィールドが赤くなり、既定のアニメーションのウェイトが変更されたことが示されます。アニメーション クリップの赤いカーブが変化を示しています。