タイム エディタでのグローバル タイミングとローカル タイミング

タイム エディタ(Time Editor)は、グローバルとローカルの 2 つの異なる概念でアニメーション タイミングを解釈します。

タイム エディタ(Time Editor)は、ノンリニア エディタ(NLE)であるため、トリム、スケーリング、ループなど、アニメーション タイミングに影響を与えるエフェクトを使用してアニメーション データを編集できます。これらのタイミング エフェクトは、データの上に位置するフィルタのように動作し、オリジナルのアニメーションを破壊せずに目的の結果を生成します。これは、タイム エディタ(Time Editor)がグローバル時間とローカル時間でクリップのタイミングを解釈する方法について理解するのに役立ちます。

グローバル時間は、シーンのワールド時間全体を表し、ローカル時間は個々のクリップのタイミングです。ほとんどの場合、これら 2 つの間には違いはありませんが、グループ クリップ、またはタイム ワープおよびスピード カーブを使用する場合には、違いが出る場合があります。これらの機能は、その上に設定されているタイミング エフェクトで個々のクリップのローカル時間をオーバーライドできます。

タイム エディタ(Time Editor)でアニメーション クリップにタイミング エフェクトを適用すると、結果が Maya シーンに表示されます。

たとえば、タイム エディタに 200 フレームの長さのクリップがある場合、ビューポートとタイム エディタ(Time Editor)には、200 フレームのアニメーションとして表示されます。
しかし、その 200 フレームのクリップをグループ クリップに追加した後、そのグループを 100 フレームに短縮した場合、ビューポートとタイム エディタ(Time Editor)には 100 フレームのアニメーションだけが表示されます。
これにより 2 つのタイミング モデルが作成されます。ローカル時間と呼ばれる 200 フレームのクリップの元のタイミングと、タイム エディタ(Time Editor)とビューポートに表示されるシーン時間であるグローバル時間です。

グローバル タイミングとローカル タイミングの違いは、アニメーション クリップのローカル時間(200 フレーム)を編集する場合に重要になります。グループ内のクリップの元の「ローカル」の 200 フレームの長さにアクセスできます。アニメーション クリップをグループ クリップから削除せずにそのローカル長さを編集するには、ローカル時間(Local Time)タブを作成します。これを行うには、「グループ クリップのローカル時間(Local Time)タブを作成する」を参照してください。

注: