HumanIK の固さ(Stiffness)アトリビュート

固さ(Stiffness)アトリビュートを開くには

固さ(Stiffness)アトリビュートは、キャラクタのボディ パーツがトランスフォームされるときに抵抗する度合いを表します。既定では、硬さの設定は人間の動きを複製するように設定されています。ヒップのように一般的にゆっくりと動き出す一部のボディ パーツは、早い動きに移行するために、時間をかけたり、大げさな動きをします。

硬さの程度をコントロールするには、スライダをドラッグするか、数値フィールドに正確な値を入力します。硬さを操作するときには、次を目安にすると良いでしょう。

ボディ パーツには、上記とは異なる特別な硬さ設定または機能を持つものもあります。特別な設定と例外については、このセクションの残りの部分で説明します。

首の固さ(Neck Stiffness)
キャラクタの首の硬さを調整できます。
ヒント: リターゲット指定アトリビュート(Retarget Specific attributes)首のモーションの削減(Neck Motion Reduction)設定を使用して、首の可動範囲を狭くすることができます。首のモーションの削減(Neck Motion Reduction)設定は、不十分なキャプチャ データから作成されたモーションを補正する場合に便利です。
左/右肩の固さ(Left/Right Shoulder Stiffness)
キャラクタの左右の肩の硬さを調整できます。
左/右腕の固さ(Left/Right Arm Stiffness)
左/右腕の固さの設定には、肘を曲げたときの硬さと制限値を調整するための追加の設定があります。左/右腕の固さの値は、これらの特別な硬さの制限を活用するために、ゼロ以外の値を設定する必要があります。
設定 説明
左/右肘の最大伸長(Left/Right Elbow Max Extension) この設定を使用すると、完全に伸ばしたときに肘とリムがスナップされないように、左右の腕の動きの量が減ります。この値が大きいほど、徐々にリムが伸びます。既定値 50 はほとんどのリムのスナップを防ぎます。
左/右肘の収縮係数(Left/Right Elbow Compression Factor) この設定を使用して、伸ばした腕を曲げるときの硬さを変更します。100%(フル)では、伸ばした腕は曲がらずに、キャラクタの胸を押してキャラクタを動かします。
胸の固さ(Chest Stiffness)
キャラクタの胸の硬さを調整できます。
脊髄の固さ(Spine Stiffness)
脊髄の固さ(Spine Stiffness)は、脊椎が複雑なキャラクタの場合に効果的です。このオプションは、キャラクタの湾曲が湾曲時により硬く見えるようにキャラクタの脊椎の回転を硬化させます。
100%は、脊椎にまったく柔軟性がない状態です。すべての脊椎オブジェクトがて湾曲は補正されません。0%の場合、オプションを無効にしたときと同じエフェクトになり、脊椎は自由に湾曲します。
ヒップの固さ(Hips Stiffness)
ヒップの抵抗の割合を設定できます。ヒップの固さの設定を展開して、重力の強制の設定を表示することもできます。
設定 説明
重力を強制(Enforce Gravity) キャラクタのヒップを足の間から動かないようにします。既定では、重力の強制は 60% に設定されています。重力の強制の設定を活用するためには、ヒップの固さ(Hips Stiffness)をゼロ以外に設定する必要があります。
左/右脚の固さ(Left/Right Leg Stiffness)
左/右脚の固さの設定には、膝を曲げたときの硬さと制限値を調整するための追加の設定があります。左/右脚の固さの値は、これらの特別な硬さの制限を活用するために、ゼロ以外の値を設定する必要があります。
設定 説明
左/右膝の最大伸長(Left/Right Knee Max Extension) この設定を使用すると、脚を完全に伸ばしたときに膝とリムがスナップしないように脚をダンピングします。この値が大きいほど、徐々にリムが伸びます。既定値 50 はほとんどのリムのスナップを防ぎます。
左/右膝の収縮係数(Left/Right Knee Compression Factor) この設定を使用して、伸ばした脚を曲げるときの硬さを変更します。100%(フル)では、伸ばした足は曲がらずに、キャラクタのヒップを押してキャラクタを動かします。