ベース オブジェクトのブレンド シェイプ デフォーマにターゲット シェイプを追加すると、それらを編集して固有のシェイプやポーズを作成できます。
複数のターゲット オブジェクトを使用してベース オブジェクトをデフォームする場合、ベース オブジェクトにブレンド シェイプ デフォーマを作成したときに選択した各ターゲット オブジェクトにターゲット シェイプが自動的に作成されます。各ターゲット シェイプを編集する際に、対応するターゲット オブジェクトのジオメトリを修正します。
スカルプト ツールとトランスフォーム(移動、回転、スケール)ツールを使用して、ベース オブジェクトまたはターゲット オブジェクトを編集できます。オブジェクトのベース シェイプから編集後のシェイプ(デルタ)までの頂点の位置の差が、このターゲット シェイプに保存されます。
現在編集中(編集モード)のターゲット シェイプのみを対象とし、オブジェクトの残りの部分を対象としないようにするための特殊なスカルプト ターゲット ツールは 4 つです。ターゲット スムージング ツール(Smooth Target tool) 
、ターゲット クローン ツール(Clone Target tool) 
、ターゲット マスク ツール(Mask Target tool) 
、およびターゲット削除ツール(Erase Target tool) 
です。たとえば、ターゲット削除ツールを使えば、現在のターゲット シェイプのみから編集内容を削除することができます。
ターゲット シェイプを編集するには
- ブレンド シェイプ デフォーマでオブジェクトを選択します。
- シェイプ エディタ(Shape Editor)で、修正するターゲット シェイプを選択します。一度に 1 つのターゲット シェイプしか編集できません。
- ターゲット シェイプのウェイト値を任意の値に設定します。値を 1 に設定すると、編集内容のすべてのエフェクトが表示されます。通常はこれが推奨値です。「ターゲット シェイプのウェイトを設定する」を参照してください。
- 編集(Edit)をクリックして編集モードをアクティベートします。ボタンが赤に変わり、編集モードがアクティブになっていることを知らせます。
- スカルプト ツールとトランスフォーム(移動、回転、スケール)ツールを使用して、ベース オブジェクトまたはターゲット オブジェクトを修正します。
注: シェイプ エディタ(Shape Editor)でブレンド シェイプを右クリックして、ベース メッシュを選択(Select Base Mesh)をクリックすることにより、ベース オブジェクトをすばやく選択することができます。
- オブジェクトの修正が完了したら、編集(Edit)をもう一度クリックして、編集モードを終了します。ベース シェイプから編集後のシェイプまでの頂点位置の差が、このターゲット シェイプに保存されます。
シーン内の物理ターゲットに対してスカルプトを実行した後に、ベース メッシュが更新されない場合は、単にスカルプト ツールを終了する(ツールを切り替える)か、タイムラインをスクラブしてビューポートを更新します。
ベース オブジェクトでターゲット シェイプまたはインビトウィーン ターゲットをソロ化(表示または非表示)するには
- シェイプ エディタ(Shape Editor)で 1 つまたは複数のターゲット シェイプ、ターゲット シェイプのグループ、またはインビトウィーン ターゲットを選択します。
ブレンド シェイプ デフォーマを選択して、個々の可視性の状態を変更することで、そのターゲット シェイプのすべてのエフェクトを分離することもできます。
- 選択したターゲット シェイプまたはグループの可視性を切り替えるには、可視性(Visibility)列にある小さな円をクリックします。
選択したターゲット シェイプのエフェクトをソロ化するには、[Alt]キーを押しながら小さな円をクリックするか、選択したターゲット シェイプの名前を右クリックして、ソロ化/ソロ化解除(Solo/Unsolo)を選択します。
可視性がオフになっているときは、ウェイト付けと編集が無効になります。