複数のサーフェスをステッチする

グローバル ステッチ(Global Stitch)は、デフォメーションによってエッジが分離してしまう可能性がある状況において、アニメーション中に隣接サーフェスが分割されるのを防ぐのに便利です。グローバル ステッチは、2 つまたは 3 つの隣接サーフェスを一緒に自動ステッチすることによって機能します。各サーフェスは、ステッチされても個別の構成要素として残ります。サーフェス エッジ間のリレーションシップを維持するために、グローバル ステッチ(Global Stitch)ノードが作成されます。グローバル ステッチ(Global Stitch)では、ステッチ操作の一部として隣接サーフェス内の小さなギャップを閉じることもできます。

たとえば、複数のサーフェスから人間の顔を作成し、ラティスを使用して顔の特徴を変形させる場合、グローバル ステッチ(Global Stitch)を使用すると、顔の変形時にサーフェスが分割されるのを防ぐことができます。

サーフェスをステッチするには

  1. 隣接サーフェスのエッジとコーナーが接するようにサーフェスをモデリングします。つまり、最善の結果を得るために、エッジが共有境界全体にわたって可能な限り位置連続性を持つようにします。コーナーが他のサーフェスと重ならないようにします。必要であれば、互いのサーフェス法線を逆方向に向けることもできます。
  2. 目的のサーフェスをすべて選択します。
  3. サーフェス > ステッチ > グローバル ステッチ(Surfaces > Stitch > Global Stitch) > を選択します。
  4. オプションを設定します。
  5. グローバル ステッチ(Global Stitch)をクリックします。

    グローバル ステッチ(Global Stitch)によってサーフェスがステッチされます。ステッチ設定を改善または変更する必要がある場合、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)でステッチ アトリビュートを調整することができます。

注:

特定のサーフェスを変形しないように「ロック」することができます(ロックしたサーフェスにステッチされるサーフェスは、ステッチを維持するためにより大きく変形します)。

ステッチするサーフェスをオリジナルのシェイプにロックする

  1. ロックするサーフェスの名前をメモします。
  2. ステッチ ノードを選択します。
  3. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、ロックしたいサーフェスに対応する “入力サーフェス” 番号を調べます。
  4. ロック サーフェス(Lock Surfaces)セクションで、ロックしたいサーフェス番号のチェック ボックスをクリックします。

関連項目