ラティスのローカル STU 空間におけるラティスの構造を指定します(STU 空間とは、ラティスの構造を指定するための特別な座標系です)。
ラティスの構造はS、T、U の各分割で指定することができます。分割を指定すると、間接的にラティス内のラティス ポイント数を指定することになります。すなわち、分割とラティスの外面との交点にラティス ポイントが配置されるからです。分割数が多いほど、ラティス ポイントの解像度が高くなります。
ラティス ポイント数を増やすと、それだけ変形をより細かく制御できますが、パフォーマンスが低下する可能性があります。
既定の分割数は、S が 2、T が 5、U が 2 で、ラティス ポイント数は 20 です。
各ラティス ポイントの作用を近接の(ローカル)ポイントのみにするか、変形可能オブジェクトの全ポイントにするかを指定します。チェック マークをクリックしてオンまたはオフに設定します。既定はオンです。オンに設定した場合は、ローカル分割(Local Divisions)を指定することができます。
ローカル モード(Local Mode)がオンの場合のみに使用可能です。各ラティス ポイントがローカルに作用する範囲をラティスのローカル STU 空間として指定します。既定の分割数は、S が 2、T が 2、U が 2 です。既定の設定を使用すると、各ラティス ポイントは、このポイントから S、T、U 方向に 2 分割までの領域にある変形可能オブジェクトのポイントのみに作用します。
ラティスを、選択した変形可能オブジェクトの中心に配置するか、またはワークスペースの原点に配置するか指定します。
通常、デフォーマを作成したすぐ後にデフォメーション エフェクトを作成できるように、ラティスをオブジェクトの中心に配置します。しかし、最初はオブジェクトをラティスの影響から外しておき、ベース ラティスのインフルエンス内に移動したときのみに変形が適用されるようにしたい場合もあります。たとえば、幽霊(変形可能オブジェクト)が鍵穴の形をしたインフルエンス ラティスの中に入っていき、反対側に通り抜けると元のシェイプに戻るように設定することができます。
ラティスを中心に配置するには選択部分の中心(Center around selection)をオンにします。ラティスをワークスペースの原点に配置するには選択部分の中心(Center around selection)をオフにします。既定はオンです。
インフルエンス ラティスとベース ラティスをグループ化するかどうかを指定します。インフルエンス ラティスとベース ラティスをグループ化すると、この 2 つのラティスを一緒に変換(移動、回転、スケール)することができます。既定はオフです。既定では、インフルエンス ラティスとベース ラティスはグループ化されていません。
デフォーマの作成時に、選択した変形可能オブジェクトにラティスをペアレント化するかどうかを指定します。ペアレント化すると、それらを一緒に変換(移動、回転、スケール)することができます。既定はオフです。
ラティスの変形マッピングをフリーズするかどうかを指定します。チェック ボックスをオンにしてフリーズした場合、オブジェクトまたはベース ラティスを変換(移動、回転、スケール)しても、インフルエンス ラティス内にあるオブジェクトのコンポーネントはラティス内にフリーズされて残り、インフルエンス ラティスの影響のみを受けます。詳細については、「ラティスの変形マッピングを固定する」を参照してください。既定はオフです。
選択範囲の中心(Center Around Selection)がアクティブな場合のみアクティブです。
この設定を使用してデフォメーションの最小サイズを設定し、1 つまたは複数の側面の長さが 0.0 のラティスが作成されて予測できない結果が生じるのを防止します。
ラティス デフォーマがターゲット オブジェクトのポイントに与えるインフルエンスの範囲を指定します。オブジェクトのすべてのポイントを変換できます。そのオブジェクトの部分がラティスの外側にあってもかまいません。
ラティスの外側でランダムにポップするオブジェクトにも通常のラティス変形を適用したい場合には、ラティスの外側にあるオブジェクト ポイントを変換する機能を使用できます。たとえば、ラティスを連結するときにも、ラティス変形を維持します。
ベース ラティス内のポイントだけが変形します。ラティスの内側のみ変形(Transform only if inside lattice)は既定でオンになっています。
ターゲット オブジェクトのすべてのポイント(ラティスの外側を含む)に対して、ラティス変形が適用されます。
ベース ラティス内のポイントと指定した減衰範囲までのポイントに対して、ラティス変形が適用されます。たとえば、減衰範囲(Falloff Distance)を 2.0 に設定すると、ベース ラティス内のポイントとラティス幅 2 個までのポイントに対して、ラティス変形が適用されます。
ラティス デフォーマを適用するポイントの範囲について、ベース ラティスからの距離を使って指定します。減衰範囲の単位は、ラティスの幅です。たとえば、減衰範囲(Falloff Distance)の値を 3.0 に設定すると、減衰範囲はラティス幅 3 個になります。
減衰とは、ベース ラティスの端から指定した減衰範囲までリニアに減少することです。このオプションは、減衰がある場合に変形(Transform If Within Falloff)がオンの場合にだけ使用できます。
詳細については、「デフォーマ オプションの詳細設定(Advanced)」を参照してください。
変形可能なオブジェクトのヒストリ(履歴)内におけるデフォーマ ノードのヒストリ順序を指定します。デフォーマの配置の詳細については、「変形順序」を参照してください。
デフォーマ セットをパーティション内に置くかどうかを指定します。セットをパーティション内に配置すると、メンバがオーバーラップしません。オンに設定すると、使用できるパーティション(Partition To Use)と新しいパーティション名(New Partition Name)のオプショ ンが使用可能になります。既定はオフです。
すべての既存のパーティションがリストされます。既定では新しいパーティション(New Partition)が選択されています。新しいパーティションの作成(Create New Partition)を選択した場合、パーティションの名前(Partition Name)フィールドを編集して、新しいパーティションの名前を指定できます。排他(Exclusive)をオンに設定した場合のみ使用可能です。
デフォーマ セットを配置する新しいパーティション名を指定します。パーティションを作成していない場合は、deformPartition というパーティション名にすることをお勧めします。通常、deformPartition という名前のパーティションにすべての排他処理を行うデフォーマ セットを配置します。ただし、パーティションは必要な数だけ作成でき、名前も自由に付けられます。排他(Exclusive)をオンに設定した場合のみに使用可能です。